航空会社にはSFCやJGCなど独自の上級会員プログラムがあります。それと同様に大手の高級ホテルチェーンも独自の会員プログラムを展開しています。
国際的には「FSP(Frequent Stayer Program)」と言うみたいです。SFCとFOPを混ぜたような聞き慣れない名前ですね。(コメントでいただきましたが(フリークエント・ゲスト・プログラム(FGP)の方が一般的かもしれません。)
内容的には、客室のアップグレードがあったり、朝食無料だったり、レイトチェックアウトできたり、ポイントが付いたりといったのが、主な特徴です。
私はまだどのホテルクラブの上級会員でもないのですが、専用のラウンジなどはそこで朝食や軽食も食べられるため、出張などで余り時間ない時は簡単に食事を済ませることもできると聞いたことがあります。
このあたりは、航空会社のラウンジサービス同様、知らない人にとっては未知の領域ですね。
これまで何度もホテルに泊まっているはずなのに、数年前に会社の先輩に聞くまでそんなサービスがあることすら知りませんでした。
一番、この中で魅力的だと思うサービスは無料朝食サービスと客室のアップグレードでしょうか。こういった高級ホテルチェーンの場合、朝食だけで数千円することがあります。
部屋のアップグレードは、会員種別によって、スイートにアップグレードされることもあるようで、普通の部屋を予約してスイートルームに泊まれるなんて夢のようですね。
このことは、ホテルの上級会員サービスにも大きな影響を及ぼしています。
元々、マリオットは「マリオットリワード」というホテルプログラムを展開しています。そしてこのマリットはリッツカールトンとも提携しており「ザ・リッツ・カールトン・リワード」と連携していました。
それが、昨年の買収劇でウェスティンやシェラトンを展開するスターウッドプリファードゲスト(SPG) とも連携を開始しました。
具体的には、マリオットリワード会員とSPG会員のステータスマッチが開始され、これらのアカウントをリンクすることで、それぞれの会員ランクの高い方に統合されるというマッチングサービスが始まりました。
つまり、マリオットリワードのゴールドエリート会員はSPGの通常会員(プリファードゲスト)だったとしても、アカウントをリンクすることで、SPGのゴールドプリファードゲストも付与されることになります。リーッツカールトンのゴールドも同様です。
このとき、SPGゴールドの方が、マリオットゴールドより得したと言われています。 一見、同じゴールドなのですが、マリットリワードとSPGゴールドでは受けられる特典に差がありますので、その特典を見ていきます。
マリオットリーワードの各会員ステータスの会員特典は下記の通りになっています。
各ランクの基準は、
この特典を見る限り、シルバーとゴールドの間には大きな差があり、「レイトチェックアウト」や「ラウンジの利用及び2名様の朝食」が与えられる、ゴールドエリートが一つの目標になると思います。
ちなみに、部屋のアップグレードはゴールドでもスイートルームも対象になります。
ザリッツカールトンリワードの会員特典は下記の通りになっています。
*スイートとクラブレベルのお部屋は含まれません。
こちらは、ゴールド以上で、無料アップグレードがありますが、スイートとクラブレベルの部屋は対象外となっています。
レイトチェックアウトはシルバー会員でも可能になっています。
各ランクの基準は、
条件的には宿泊数で比較するとマリオットリワードと同じですが、特典は見劣りする内容になっています。
このようにゴールド会員の場合は、レイトチェックアウトと部屋のアップグレードの特典を受けることができます。
しかし、朝食無料サービスやラウンジの利用はできません。さらに、部屋のアップグレードもプラチナ会員向けとは、差別化されており、スイートルームは対象が痔になっています。
各ランクの基準は、
マリオットリワードのゴールドとSPGのプラチナが宿泊数で比較すると同じ基準に設定されています。
さらに、リッツカールトンのゴールドメンバーも手に入っちゃうのです。
このブログでは、特にSPGアメックスを推奨している訳ではないのですが、ホテルプログラムに興味があり、色々調べているとホテルの上級ステータスになりたい人にとってはかなり魅力的なカードかと思います。
それは、SPGゴールドよりもマリオットゴールド及びリッツカールトンのゴールドが手に入るという意味で魅力的です。
SPGアメックスの一番のデメリットは年会費が33,480円(税込み)と高いことです。ぶっちゃけ、SPGとマリオットゴールド、リッツカーツトンクラブのゴールドが手に入るのと、更新時に無料宿泊が一泊もらえる以外は、特筆すべきものはありません。
ガチで入会を悩んでいる人が考える SPGアメックス 7つのデメリットまとめ!!
SPGゴールドを目指す人は少ないと思いますが、マリオットリワードのゴールドリワードは非常に価値あるものと思いますので、ホテルプログラムの上級会員を狙っている方にとっては、外せない一枚になるかと思います。
ちなみにこのSPGアメックスはブロガーの皆さんがやたら絶賛して紹介してますが、紹介ポイント(紹介する側)が大きいというのもあると思いますので、良い情報のみに惑わされずきちんとデメリットも考慮したうえで申し込むようにしてください。
普段からマリオットやSPGに泊まっている方はいいですが、そうでない方は結局無理してこれらのホテルに泊まることで旅行のコストアップにつながるという懸念もありますよ。
国際的には「FSP(Frequent Stayer Program)」と言うみたいです。SFCとFOPを混ぜたような聞き慣れない名前ですね。(コメントでいただきましたが(フリークエント・ゲスト・プログラム(FGP)の方が一般的かもしれません。)
いまさら誰にも聞けないホテルの上級会員制度についてまとめてみました。
内容的には、客室のアップグレードがあったり、朝食無料だったり、レイトチェックアウトできたり、ポイントが付いたりといったのが、主な特徴です。
ホテルチェーンの上級会員プログラム
どういった会員プログラムが存在するのか調べてみました。- マリオット系の「マリオットリワード」
- リッツカールトンの「ザ・リッツ・カールトン・リワード 」
- ウェスティンやシェラトンを運営するスターウッドホテル&リゾートの「スターウッドプリファードゲスト」(SPG)
- インターコンチネンタルホテルグループの「IHGホテルリワーズクラブ」
- ヒルトンホテル&リゾートの「ヒルトンHオーナーズ」
- ハイアットホテル&リゾートの「ゴールドパスポート」
- オークラ ニッコー ホテルズの「One Harmony」
上級会員が受けられるサービス(特典)について
ホテルプログラムの上級会員になるとどういったメリットがあるのか紹介します。- アーリーチェックイン/レイトチェックアウト
- 専用チェックインカウンター
- 客室のアップグレード
- 会員専用フロアやラウンジの使用
- 部屋の確保(満室でも特別枠が確保されている)
- 無料朝食サービス
- 新聞や飲み物の無料サービスなど
私はまだどのホテルクラブの上級会員でもないのですが、専用のラウンジなどはそこで朝食や軽食も食べられるため、出張などで余り時間ない時は簡単に食事を済ませることもできると聞いたことがあります。
このあたりは、航空会社のラウンジサービス同様、知らない人にとっては未知の領域ですね。
これまで何度もホテルに泊まっているはずなのに、数年前に会社の先輩に聞くまでそんなサービスがあることすら知りませんでした。
一番、この中で魅力的だと思うサービスは無料朝食サービスと客室のアップグレードでしょうか。こういった高級ホテルチェーンの場合、朝食だけで数千円することがあります。
部屋のアップグレードは、会員種別によって、スイートにアップグレードされることもあるようで、普通の部屋を予約してスイートルームに泊まれるなんて夢のようですね。
オススメのホテルプログラムについて
昨年マリオットがスターウッドを買収し、世界最大のホテルチェーンが誕生しました。このことは、ホテルの上級会員サービスにも大きな影響を及ぼしています。
元々、マリオットは「マリオットリワード」というホテルプログラムを展開しています。そしてこのマリットはリッツカールトンとも提携しており「ザ・リッツ・カールトン・リワード」と連携していました。
それが、昨年の買収劇でウェスティンやシェラトンを展開するスターウッドプリファードゲスト(SPG) とも連携を開始しました。
具体的には、マリオットリワード会員とSPG会員のステータスマッチが開始され、これらのアカウントをリンクすることで、それぞれの会員ランクの高い方に統合されるというマッチングサービスが始まりました。
つまり、マリオットリワードのゴールドエリート会員はSPGの通常会員(プリファードゲスト)だったとしても、アカウントをリンクすることで、SPGのゴールドプリファードゲストも付与されることになります。リーッツカールトンのゴールドも同様です。
このとき、SPGゴールドの方が、マリオットゴールドより得したと言われています。 一見、同じゴールドなのですが、マリットリワードとSPGゴールドでは受けられる特典に差がありますので、その特典を見ていきます。
マリオット リワード会員特典
マリオットリーワードの各会員ステータスの会員特典は下記の通りになっています。
特典一覧 | リワード会員 | シルバーエリート | ゴールドエリート | プラチナエリート |
---|---|---|---|---|
マリオット リワード ポイントまたはマイレージプログラムのマイル数の選択 (ポイント及びマイル数は対象となるお支払いの米ドル換算額を規準に算出されます) | ● | ● | ● | ● |
宿泊料金の支払いを伴うご宿泊および、特典交換によるご宿泊で獲得したエリートナイト クレジット | ● | ● | ● | ● |
対象となるご宿泊に対する追加ボーナスポイント | - | 20% | 25% | 50% |
会議やイベントで獲得されたリワード ポイント | ● | ● | ● | ● |
ダイレクト予約で、いつでも最低の宿泊料金 | ● | ● | ● | ● |
特典除外日なし | ● | ● | ● | ● |
ルームタイプの保証 | - | - | ● | ● |
48時間前予約受付 | - | - | ● | ● |
無料の客室アップグレード | - | - | ● | ● |
ボーナスポイントのアライバルギフト、飲食物のアメニティ、またはマイレージプログラムのマイル | - | - | ● | ● |
無料の客室内高速インターネットアクセス | - | - | ● | ● |
マリオットへのダイレクト予約で、無料の客室内インターネットアクセス | ● | ● | ● | ● |
最大午後4時までのレイトチェックアウト保証 (リゾートおよびコンベンションホテルでは、空室状況により、ご利用いただけない場合もあります) | - | - | ● | ● |
ラウンジのご利用および2名様分の朝食を保証 | - | - | ● | ● |
各ランクの基準は、
- シルバーエリートが10泊以上
- ゴールドエリートが50泊以上
- プラチナエリートが75泊以上
この特典を見る限り、シルバーとゴールドの間には大きな差があり、「レイトチェックアウト」や「ラウンジの利用及び2名様の朝食」が与えられる、ゴールドエリートが一つの目標になると思います。
ちなみに、部屋のアップグレードはゴールドでもスイートルームも対象になります。
ザ・リッツ・カールトン・リワードの会員特典
ザリッツカールトンリワードの会員特典は下記の通りになっています。
ステータスの説明 | シルバー | ゴールド | プラチナム |
---|---|---|---|
48時間お部屋の確保 | - | - | ● |
プラチナアライバルギフトとして1,000ボーナスポイント/500マイル | - | - | ● |
無料のお部屋アップグレード* | - | ● | ● |
無料の室内ハイスピードインターネットアクセス | - | ● | ● |
ザ・リッツ・カールトン・リワードのベースポイントに対するボーナス | 20% | 25% | 50% |
特別なオファーのご案内 | ● | ● | ● |
エリートのみのご利用リワード | ● | ● | ● |
エリート会員予約用パーソナルフリーダイヤル | ● | ● | ● |
ゲストサービス専用電話 | ● | ● | ● |
プライオリティレイトチェックアウト | ● | ● | ● |
こちらは、ゴールド以上で、無料アップグレードがありますが、スイートとクラブレベルの部屋は対象外となっています。
レイトチェックアウトはシルバー会員でも可能になっています。
各ランクの基準は、
- シルバー:エリート宿泊数10泊または1回のミーティング
- ゴールド:エリート宿泊数50泊または5回のミーティング
- プラチナム:エリート宿泊数75泊または8回のミーティング
条件的には宿泊数で比較するとマリオットリワードと同じですが、特典は見劣りする内容になっています。
スターウッドプリファードゲスト(SPG)の会員特典
SPGの各会員ステータスの会員特典は下記の通りになっています。
SPG特典 | プリファード | ゴールド | プラチナ |
---|---|---|---|
対象料金1米ドルのお支払い毎にご獲得いただけるStarpoints®(スターポイント)数 | 2 | 3 | ご宿泊数に応じて3または4 |
前払いとアワードによるご滞在からの、エリート資格取得へ向けたクレジットのご獲得 | ● | ● | ● |
ミーティングおよびイベントでのスターポイントのご獲得 | 3米ドルにつき1ポイント | 2米ドルあたり1ポイント | 2米ドルあたり1ポイント |
団体様またはミーティングのご契約で、お支払い済みのご滞在あるいはアワードによるご滞在からの、エリート資格取得に向けてのクレジットご獲得 | ● | ● | ● |
ブラックアウト日(特典除外日)なしの無料宿泊特典の交換 | ● | ● | ● |
チェックイン時に、より良いお部屋へのアップグレード | Preferred Guest Plus(プリファードゲストプラス) | ● | - |
チェックイン時に、スタンダートスイートを含む空きのある客室の中で最も良いお部屋へのアップグレード | - | - | ● |
250ボーナススターポイントのウェルカムギフト(アロフト、エレメント、フォーポイントでは125ポイント)、お部屋でのインターネットアクセスまたは無料ドリンク | - | ● | - |
500ボーナススターポイントのウェルカムギフト(アロフト、エレメント、フォーポイントでは250ポイント)、ギフトまたはコンチネンタルブレックファスト | - | - | ● |
客室での無料のインターネットアクセス | - | ウェルカムギフトの選択 | ● |
当ウェブサイトまたはSPGアプリ(Design Hotels™加盟ホテルのみカスタマーコンタクトセンターでのご予約も含む)でご予約いただく場合、無料の室内インターネットアクセス | ● | ● | インターネットのアップグレード |
客室にボトル入りウォーターをご用意 | ● | ● | ● |
午後4時までのチェックアウト延期(リゾートおよびコンファレンスセンターホテルのお部屋の込み具合によっては不可) | Preferred Guest Plus(プリファードゲストプラス) | ● | ● |
クラブレベルおよびエグゼクティブレベルのラウンジ特典(設備がある施設のみ) | - | - | ● |
SPGナイト達成ベネフィットでは、1暦年内に50、75および100泊のご宿泊日数を達成なさったプラチナ会員様に、さらに多くの特典をご提供 | - | - | ● |
このようにゴールド会員の場合は、レイトチェックアウトと部屋のアップグレードの特典を受けることができます。
しかし、朝食無料サービスやラウンジの利用はできません。さらに、部屋のアップグレードもプラチナ会員向けとは、差別化されており、スイートルームは対象が痔になっています。
各ランクの基準は、
- ゴールドプリファード:年間10滞在または25泊
- プラチナプリファード:年間25滞在または50泊
マリオットリワードのゴールドとSPGのプラチナが宿泊数で比較すると同じ基準に設定されています。
マリオットとSPGのステータスマッチで最もラッキーなのは・・・
つまり、少ない宿泊数でマリットのゴールドが手に入るのですからマリオットリワードとSPGのステータスマッチで最も得をするのは、SPGゴールド会員と言うことになります。さらに、リッツカールトンのゴールドメンバーも手に入っちゃうのです。
SPGアメックス(スターウッド プリファード ゲスト® アメリカン・エキスプレス®・カード)
そんなSPGゴールド会員にホテルに宿泊することなくなれるカードがあります。スターウッド プリファード ゲスト® アメリカン・エキスプレス®・カードです。このブログでは、特にSPGアメックスを推奨している訳ではないのですが、ホテルプログラムに興味があり、色々調べているとホテルの上級ステータスになりたい人にとってはかなり魅力的なカードかと思います。
それは、SPGゴールドよりもマリオットゴールド及びリッツカールトンのゴールドが手に入るという意味で魅力的です。
SPGアメックスの一番のデメリットは年会費が33,480円(税込み)と高いことです。ぶっちゃけ、SPGとマリオットゴールド、リッツカーツトンクラブのゴールドが手に入るのと、更新時に無料宿泊が一泊もらえる以外は、特筆すべきものはありません。
ガチで入会を悩んでいる人が考える SPGアメックス 7つのデメリットまとめ!!
SPGゴールドを目指す人は少ないと思いますが、マリオットリワードのゴールドリワードは非常に価値あるものと思いますので、ホテルプログラムの上級会員を狙っている方にとっては、外せない一枚になるかと思います。
ちなみにこのSPGアメックスはブロガーの皆さんがやたら絶賛して紹介してますが、紹介ポイント(紹介する側)が大きいというのもあると思いますので、良い情報のみに惑わされずきちんとデメリットも考慮したうえで申し込むようにしてください。
普段からマリオットやSPGに泊まっている方はいいですが、そうでない方は結局無理してこれらのホテルに泊まることで旅行のコストアップにつながるという懸念もありますよ。
FSPとは言わないですよー
返信削除FGPですね!
因みに航空会社のmileageはFFPといいます。
コメンんと有難うございます。
削除改めて調べてみましたが日本語だとFSPで紹介している方もいらっしゃいますので、一旦そのまま残して追記させていただきました。FSPだとFrequent Shoppers Programで、小売店のポイントプログラムという意味にもなるようですね。
勉強になりました、有難うございます!!