子供だけの航空券の発券方法(特典航空券と通常購入どっちがお得かも実践比較!意外な落とし穴も・・・)





先日ANAで家族の分だけ、特典航空券で発券しました。しかし、その後状況が変わり、子供の分も発券することになったのですが、同じ日程では特典航空券の空きはありませんでした。
SFC国際線特典航空券の優先予約とANAカードファミリーマイル
そのため、 通常購入することにしましたが、ついでに、子供の航空券を購入する場合、特典航空券がお得なのか、通常購入が良いのかを考えてみました。

子供だけの航空券の発券方法(特典航空券と通常購入どっちがお得かも実践比較!意外な落とし穴も・・・)

小児だけの航空券の購入について

子供だけの航空券をWebで予約しようとすると、大人(16歳以上)の乗客を最低1人以上選択してくださいと、エラーになって進めません。

残念ながら今回のケースはANAのホームページに記載のインターネットでは予約できないケースに該当しています。
【インターネットではご予約いただけないケース】

以下の場合は、お電話にてご予約を承ります。
・ 座席を使用する幼児
・ 大人1名で幼児2名以上をお連れになる場合
・ 5歳~11歳のお子さまの単独旅行
・ 大人(12歳~15歳)と小児のみの旅行
・ 同伴する大人とは別に小児/幼児のみ単独で予約・発券
・ 出産予定日が28日以内の妊婦のお客様おひとりで幼児をお連れになる場合
ということで、電話で予約するしかありませんでした。一方で、ANAジュニアパイロットサービスというサービスがあり、大人の同伴者なしでも、大人運賃を支払えば一人で乗れるみたいです。
近所のコンビニも一人でいけないうちの子が一人で6時間バンコク-日本を乗り切れるとは思わないですが、中々すごいサービスですね。(客室乗務員さんが大変そうです・・・)

もうちょっと、大きくなったら是非体験させて体験記を書かせたいです(笑)

ANA国際線の小児運賃

ANAの小児運賃は下記の通りになっています。国際線の場合は満2歳未満が幼児扱い、満2〜11歳が小児運賃といなっています。
■満2歳未満のお子様をお連れの場合
    •    座席をご利用にならない場合・・・幼児運賃(大人運賃の10%)
    •    座席をご利用になる場合・・・・・小児運賃(大人運賃の75%)
    •    ※路線・クラスによって設定がない場合や割引率が異なる場合がございます。
■満2~11歳のお子様をお連れの場合
    •    小児運賃(大人運賃の75%)
    •    ※路線・クラスによって設定がない場合や割引率が異なる場合がございます。

大人運賃の75%が小児運賃として設定されています。同じ座席一つ使うのに、少しでも安くなるのはありがたいです。

とはいえ、新幹線は6歳まで無料なので、日本の鉄道は子供には優しですよね。東南アジアでは電車など子供も大人と同じ料金を取られることが多いです。

ちなみに、国内線の場合は3歳まで幼児扱いで、膝の上でも良い場合は大人1人につき、1人まで幼児は無料で搭乗できます。

周りの方の迷惑になるというお話もありますが、子供が飛行機で泣きわめかないのであれば、3歳になるまでに国内旅行を楽しんでしまうというのもありだと思います。  

電話予約の意外な落とし穴

何れにしても、今回は電話予約するしかないので、電話で予約します。あらかじめ、インターネットで料金は調べていたのですが、電話口のオペレーターさんの提示額はその金額より明らかに高かったのです。
 そのため、「いまインターネットで見ている料金より、高いのはなぜでしょう?」と聞くと、再度検索してくれて、小児運賃ではなく、大人運賃で案内しておりましたとのこと。

子供運賃だけで予約するケースは稀なのかもしれません。

そして、オペレータさんは電話予約の場合、1名につき、5,400円(税込み)が必要と教えてくれました。ANAのホームページにも、「小児運賃に対しても大人と同額の発券手数料を申し受けます。」との記述が・・・

ちなみに、手数料の支払いが免除される対象外のケースは・・・
    •    ANAウェブサイトでの購入
    •    2歳未満の幼児
    •    ANA旅行券でお支払いになる場合
    •    ANAカウンター(空港)で、ANAギフトカードでお支払いになる場合
    •    「ダイヤモンドサービス」メンバーのお客様
なるほど、ダイヤモンドメンバーは支払い不要みたいです。そして、他にもANA旅行券を使うと、手数料がかからないようです。ANA旅行券とはスカイコインではなく、「ANA旅行積立プラン」が満期になると受け取れる券のようで、当然そんなもの持ってません。。。
ANA積立旅行プラン: 満期には『お預入額+最大年利3%のサービス額』分の「ANA 旅行券」をお受け取りになれる、おトクなプランです。
いずれにしても5,400円って高いですよね?一応、「Webで予約できないから、電話で予約するしかないのですが・・・」と抵抗してみましたが、あえなく撃沈しました。

小児の特典航空券は?

通常購入の場合、小児運賃の設定がありましたが残念ながら、特典航空券の場合は大人と同じマイルが必要になります。
小児(2歳以上12歳未満のお子様)
小児が特典航空券をご利用の場合、大人と同じマイル数が必要です。
    •    ※第一区間のご搭乗日の年齢が対象です。
    •    ※国内線は幼児と小児の年齢および特典航空券のご利用条件が異なります。ANA国内線特典航空券のご利用条件をご確認ください

小児運賃と特典航空券どっちがお得?実践例で比較

今回のケースで、子供分も特典航空券が予約できたと仮定して比較してみます。ルートは両方とも同じく、バンコク-成田経由の地方空港までで、「家族の分は特典航空券で予約」、「子供の分は前述の通り、小児運賃で予約」しています。

家族の特典航空券のマイル及び費用

使用マイル数:30,000マイル
税金など: 5,320円
獲得マイル数:0マイル

小児運賃の費用

費用総額:81,090円
獲得マイル数:3,796マイル

今回、日程をずらせなかったので子供の航空券代がかなり高くなってしまいました。

どっちがお得か?

今回のケースで考えると、30,000マイルを最大倍率の1.7倍でスカイコインに換えたとして、51,000円になるので、特典航空券の場合は税金分をプラスして、56,320円分必要ということになり、特典航空券がお得でした

獲得マイルの3,796マイルを1.7倍して、6,453.2円と現金換算しても特典航空券の方がお得です。

特典航空券の場合はプレミアムポイントが貯まらないという話もありますが、子供がプラチナを目指すこともないので、そこは割愛します。

※実際には、ANAの上級会員ステータスをもっていて、50,000マイル以上を交換する場合に、1.7倍換算になります。

とはいえ、今回のケースは時期的な問題で航空券が高かったので、時期によっては特典航空券よりも、小児運賃で購入した方が安く済む場合も多々あるかも知れません

バンコク-東京の場合、大人運賃でも5万円台の時もありますので、そういったケースでは、大人運賃ですらマイルをスカイコインに交換した方がお得になりそうです。

今回は、日程が変更できない事情があったのですが、次回はじっくり、両方のケースを比較して決めたいと思います。

コメント