【本会員 or 家族会員?】ハピタスポイントをドットマネー経由でANAマイルに交換





ハピタスのドットマネールートが開通してからポイントサイトでANAマイルを貯めている陸マイラーにとってはぐっと選択肢が増えました。


特に、ハピタスから交換する場合に、一度ドットマネーギフトというギフトコードに交換することになるのですが、このギフトコードは誰のアカウントにでも加算で来てしまいます。

そのため、例えば家族のポイントをもらって、1つのアカウントに集中させることもできます。

我が家は、SFCの家族会員にもなっていますが、ハピタスで貯めたポイントを本会員のANAアカウント口座か家族会員のアカウントがどちらに交換するのがいいのでしょうか?


【家族会員 or 本会員?】ハピタスポイントをドットマネー経由でANAマイルに交換

しばらく、ハピタスのポイントを少しづつ貯めてはいたんですが、全然交換せずに放置してありました。というのも、私はクレカ整理の一環でソラチカカードを解約してしまっていました。

しかし、家族はソラチカカードを解約せずに持っているものの、家族のハピタスアカウントにはそれほどポイントは貯まっていません。

そんな状況で、気がついたらハピタスのドットマネー経由ルートが開通していました。

●ハピタスのドットマネールート

ハピタス→ドットマネー→メトロポイント→ANA

という順番でポイントを交換することになりますが、ハピタスからドットマネーに交換する際に、一旦ドットマネーギフトになります。

このドットマネーギフトはギフトコードで誰のドットマネーアカウントにでも加算することができてしまいます

ドットマネー経由のルート
そのため、例えば私のハピタスポイントを家族のドットマネーアカウントからソラチカ経由でANAの家族のアカウントにマイルを加算することもできてしまいます。

その逆も可能なので例えば家族のポイントを私のANAアカウントに加算することも可能です。

前置きが長くなりましたが、今回は私のハピタスポイントをSFCの本会員である私のANA口座に加算するのが良いのか、SFC家族会員に加算するのがいいのか考察してみました。

ANAカードファミリーマイル

まず、この考察にあたり大前提となるのが ANAカードファミリーマイルの利用です。
ANAカードファミリーマイルとは?
ANAカードファミリーマイルは、家族がそれぞれ貯めたマイルを、特典に交換する際に、必要なマイル数のみをあわせてご利用いただけるANAカード個人会員限定のサービスです。ひとりのマイルでは特典に届かなくても、家族みんなのマイルを必要な分だけ足し合わせることで、マイレージライフの楽しみが広がります。※ANAカードとは、カード券面に「ANACARD」と記載されているカードを指します。
ちなみに、私はANAの海外会員なので、実はこのANAカードファミリーマイルの制度を利用することができませんが、代わりにANAマイレージクラブファミリーアカウントサービス(AFA)というものがあります。
ANAマイレージクラブ ファミリー アカウントサービス(AFA)とは・・・
家族の積算マイルを合算して、ANAおよび提携航空会社の特典航空券やANA国際線アップグレード特典と交換できる日本国外在住のANAマイレージクラブ会員だけのサービスです。
条件は両者若干異なるかもしれませんが、大枠では同じなのでANAカードファミリーマイルの条件に沿って説明します。

ANAカードファミリーマイルの重要なポイント

ANAカードファミリーマイルは、プライム会員(親会員:本サービス代表者)を一人決めて、ファミリー会員(子会員)を決めます。

子会員の条件は、
プライム会員と生計を同一にし、同居する配偶者・同性パートナーおよび一親等以内のご家族で、本サービスに参加されるファミリー会員(子会員)をお決めください。
ファミリー会員は最小1名、最大9名まで登録可能です。
となっています。

つまり、我が家のケースに当てはめると必然的に、SFCの本会員がプライム会員、家族会員がファミリー会員になります。

そして、この次が重要なのですが、
「ファミリーマイルサービスでの特典交換の際は、プライム会員(親会員:代表者)がお申し込みのお手続きをしてください。」
つまり、マイルを合算して交換できるのは、プライム会員だけということで、ファミリー会員が合算したマイルを利用することはできません。(ファミリー会員は自分のマイルのみ利用可能です。)

へー、それで?

と思ったかもしれませんが、この点はマイルを貯めて、特典航空券を予約する際に結構重要な要素になります。

SFCの国際線特典航空券の優先予約

SFC会員には国際線特典航空券の優先予約が可能で、平たく言えば、一般会員には解放されていないSFC会員向けの特別特典航空券の枠があります。

SFCの詳細については下記の記事をご参照ください。
この国際線特典航空券の優先予約は結構使えて、一般会員が検索しても特典航空券が見つからない場合でも、SFC会員が検索すれば見つかることがあります。

しかし、この特典航空券の優先予約枠はプライム会員本人が搭乗する予約時のみWebで検索することができます。

そのため、特典航空券を検索する際に「ログイン会員本人は含まない」ボタンのチェックを外すと、一般会員と同じ特典航空券の枠しか表示されません。


ANAカードファミリーマイルで合算したマイルを使う場合、家族会員がSFC家族会員であっても(極端にいうとダイヤモンド会員であっても)、ANAのシステム上はプライム会員が搭乗する場合しか優先予約枠をWeb上で検索することができません

この点はANAに電話確認済みです。

つまり、本会員のアカウントにドットマネー経由のハピタスポイントを集約した場合、プライム会員が搭乗しない場合、ファミリー会員のANA会員属性に関わらず合算したマイルで特典航空券の優先予約枠を使ってWebで検索することができません

つまり、プライム会員にマイルを集約すると、家族会員がSFC会員であっても、合算マイルを使ってプライム会員が搭乗しない便を予約しようとした場合、優先予約枠を使ってマイルで特典航空券をWebで検索することができないということになります。

しかし、ここまで「予約できない」ではなく「Webで検索することができない」と書いたのには理由があります。

実はファミリー会員がSFC会員の場合、一旦優先予約枠を使わずに、キャンセル待ちで予約すれば、その便にSFC会員向けの優先予約枠があった場合はシステムが予約者の属性(SFC会員など)を読み取り、空席を優先的に割り当ててくれるようになっているみたいです。(ANAに電話で確認しました。)

詳細は下記の記事をご参照ください。以前、実際に検証して確かにその通りになりました。
ANAカードファミリーマイルを使って、SFC国際線特典航空券の優先予約がうまくできない場合の解決方法
ということで、プライム会員に集約したとしても一旦、空席待ちになりますが、特典航空券の優先予約をSFCの家族会員も利用できることがわかりました。

と言っても、プライム会員が搭乗しない便を予約する場合でも、一旦「ログイン会員本人は含まない」のチェックを外した状態で、空席を検索して、空席があることを確認してから、再度チェックを入れた状態で、空席待ちで予約しなければいけません。

さらに、予約を確定してからタイムラグがあることからちょっと気持ち悪いし、めんどくさいですね。

合算したファミリーマイル特典の使い道

と、ここまでのところで、ファミリー会員がSFC会員かつプライム会員が乗らない飛行機に搭乗する機会が多い場合は、プライム会員にマイルを集約することがいいとは限らないことがわかりました。(が、実際には手間が増えるくらいですが・・・)

ファミリー特典のデメリットとしては、マイルを合算した場合のマイルの使い道は通常のマイルの使い道より限られてしまいます

ファミリーマイルの対象特典:

  • □ANA国内線特典航空券
  •  
  • □ANA国際線特典航空券
  •  
  • □ANA国際線アップグレード特典
  •  
  • □提携航空会社特典航空券
  •  
  • □ANA SKY コイン

ファミリーマイルで合算したマイルは、上記でしか利用できません。

そのため、上記以外の方法でマイルを使いたい場合は合算はできずに、各アカウントのマイルの中でやりくりすることになります。

つまり、あまり分散させすぎるとまとまったマイルにならずに中途半端なマイルが余ってしまう可能性もあります。

例えば、楽天ポイントなんかにポイント交換したい場合は、ファミリーマイルの対象外のため合算できず、最低交換マイルが10,000マイルからなので、分散してしまうと利用できない可能性があります。

が、ANAマイルを楽天ポイントに変えてしまうのはあまりお得とは言えないので、本ページをご覧になっている方が利用することはあまりないかもしれません。

一般的にマイルの利用方法としてお得と考えられている「特典航空券への交換」と「ANA SKYコインへの交換」は、ファミリーマイルの対象特典としてカバーされています。

ANA SKYコインは下記の表の通り、交換マイル数によって、交換倍率が異なりますが、プライム会員とファミリー会員にマイルが分散していたとしても、交換する場合は、プライム会員がまとめて交換してしまえば問題ありません。(ファミリー会員の方が属性が上の場合は、SKYコインへの交換に限って言えば、ファミリー会員にマイルを寄せておいた方がいいですね。)

会員ステイタス/ANAカード種類
ANAダイヤモンドメンバー
ANAプラチナメンバー
ANAブロンズメンバー
ANAスーパーフライヤーズカード
ANAカードプレミアム
ANAゴールドカード
ANAカード(ワイド・一般)
AMCモバイルプラス会員
ANAマイレージクラブカード
交換マイル数交換後コイン数
1~9,999マイル
1~9,999(1倍)
10,000マイル13,000(1.3倍)
12,000(1.2倍)
20,000マイル28,000(1.4倍)
26,000(1.3倍)
24,000(1.2倍)
30,000マイル45,000(1.5倍)
42,000(1.4倍)
36,000(1.2倍)
40,000マイル64,000(1.6倍)
60,000(1.5倍)
48,000(1.2倍)
50,000マイル~
200,000マイル
85,000(1.7倍)
340,000(1.7倍)
80,000(1.6倍)
320,000(1.6倍)
75,000(1.5倍)
300,000(1.5倍)
60,000(1.2倍)
240,000(1.2倍)

ダイヤモンド会員の場合

プライム会員、ファミリー会員関わらずダイヤモンド会員の場合はマイルの有効期限がなくなるので、ダイヤモンド会員にマイルを集めておくのがいいですね。

本会員(プライム会員) or 家族会員(ファミリー会員)?

で、今回の結論としては、ダイヤモンド会員の場合はマイルの有効期限の観点からダイヤモンド会員にマイルを集約をした方がいいですが、それ以外の場合はマイルの用途によって変えた方がいいのではないかと思います。

例えば、楽天ポイントへのポイント交換などを考えている場合は、プライム会員 or ファミリー会員のどちらかに集約した方がいいですが、ファミリー会員がSFCの家族会員で頻繁に単独で旅行する場合はファミリー会員にマイルを寄せておいた方が使い勝手がいいです。

というところで、いま我が家は家族会員しかソラチカカードを持っていないので、家族会員のアカウントにマイルを集約しようかと思っています。

というのも我が家の場合は、「特典航空券への交換」と「ANA SKYコインへの交換」以外は考えていないので、ファミリー会員の家族にまとめておいた方が何かと都合がいいのです。

このように、ドットマネールートの開通で選択肢が広がりました。

改悪が常の陸マイラーの世界では今後、この方法(ドットマネーギフトの他人への譲渡)がいつまでも使い続けられるとは限りませんので、多くのポイントを保有している場合は早めに動いた方がいいですね!


他にもドットマネールートを利用して、1.5倍以上の価値で現金化することも可能です。下記の記事をご参照ください。
新提案!ハピタス→ドットマネーギフト→ヤフオクルート!JALのJGC修行もできちゃう!!(ちょびリッチでもOK♪)

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