我が家ではAirMac Extremeをベースステーションとして利用しています。
パッと見た目は大きな四角い四角柱です。。
このAirMac Extremeは見掛け倒しではなく優秀でベースステーションとしてだけでなく、共有ストレージとして利用することが可能です。
AirMacとはApple社製のベースステーションのことで、IEEE 802.11方式による無線LANシステムです。
次に、外付けHDDを外付けSSD(USB3.1 Gen2)に交換して試してみました。ただし、AirMac Etreme自体どうやらUSB2.0接続のようです。
次は、iMacを使って、外付けSSDのAirMacExtremeに5GHzネットワークで接続します。
次は最新のMacBook Proで無線 2.4GHzにネットワークに接続し「AirMac Extreme」×「外付けHDD」のs
意外にもiMacと変わりませんね。ということは結局のところ、やはりボトルネックになっているのは、WiFiの転送速度かAirMacと外付けHDD接続の部分ということですね。
次はMacbook Proの5GHzネットワークで外付けHDD接続しているAirMac Extremeにアクセスして速度計測します。
こちらも、2.4GHz接続と同じくiMacより早くなるかと思いましたがほぼ同じですね。
今回の調査結果を表にまとめてみました。
今回の比較検証でわかったことは、
このAirMac Extremeは見掛け倒しではなく優秀でベースステーションとしてだけでなく、共有ストレージとして利用することが可能です。
AirMac Extremeはディスク内蔵モデルではないため、別途外付けHDDを挿して使う必要があります。(AirMac Time Capsuleはディスク内蔵モデルです。)
AirMacを使うにあたり、気になるのは共有ドライブとして外付けHDDをAirMac Extremeに接続した場合の書き込み・読み込み速度かと思います。
またAirMacは2.4GHz/5GHzの両方の周波数での接続が可能です。
接続する周波数や接続するマシン、接続するディスクによってどの程度の速度差が出るのかいくつかのパターンで比較計測してみたので紹介したいと思います。
またAirMacは2.4GHz/5GHzの両方の周波数での接続が可能です。
接続する周波数や接続するマシン、接続するディスクによってどの程度の速度差が出るのかいくつかのパターンで比較計測してみたので紹介したいと思います。
AircMac Extremeのネットワーク&ディスク転送速度を検証!Time Capsuleは使えるのか?
今利用しているAirMac Extremeは802.11acで接続できるモデルで、発売時期は結構前になりますが、AirMacとしては最新モデルです。AirMacについて
2018年現在、日本では3種類発売されています。(日本以外ではAirPortという名前で売られているそうです。)
AirMac Express
802.11n(2.4GHz/5GHz)に対応したモデルで、最大データ転送速度は300Mbpsとなっています。
USBポートは1つありますがプリンタ用のUSBポートで外部ストレージを接続できません。
AirMac Extreme
802.11ac(2.4GHz/5GHz)に対応したモデルで、最大データ転送速度は1.3Gbpsとなっています。
外付けハードディスクドライブを接続することで、MacのバックアップソフトTime Machineの利用や、ハードディスクドライブを共有することができます。
AirMac Time Capsule
AirMac ExtremeにHDDが内蔵されたモデルです。2TBモデルと3TBモデルがあります。AirMac Exteremとの違いは、内蔵HDDの有無です。
このうち、私はAirMac Extremeを選択しました。というのも、AirMac Time Capsuleはディスク内蔵なのはいいんですが、HDDが壊れると本体も使えなくなってしまう恐れがあるので辞めました。(理由的には昔、テレビデオが流行った時に、ビデオが壊れたらテレビも見えなくなるから辞めたという理由に似ていると思います。)
次はiMacで5GHzネットワークで接続してみました。(AirMac Extremeには外付けHDDを接続)
思ったより早くなりました。これだと、外付けHDDもほぼ変わらないかも。。
AirMac Extremeのネットワーク速度(2.4GHz/5GHz)
そんなAirMac Extremeですが、Apple製品との相性は抜群で、我が家のiMac、MacBookPro、iPhone、iPad、AppleTVでフル活用しています。
AirMac Extremeは、2.4GHz帯と5GHz帯で接続することが可能です。
2.4GHzの特徴は、
壁や床などの障害物に強く、電波が遠くまで届きやすいです。その反面、様々な機器で使用されている帯域のため、混雑したり不安定になりやすいです。
一方、5GHzの特徴は、
2.4GHzと比較して壁や床などの障害物に弱く、通信距離が長くなると電波が弱くなります。 しかし、基本的にルーター以外で使用されない帯域なので、非常に繋がりやすく安定 して下り、2.4GHzと比較してより、高速な通信 が可能です。
となっています。それぞれ一長一短がありますが、速度だけで言えば5GHz帯で繋ぐのがベターと言えます。
AirMac Extremeは、2.4GHz帯と5GHz帯で接続することが可能です。
2.4GHzの特徴は、
壁や床などの障害物に強く、電波が遠くまで届きやすいです。その反面、様々な機器で使用されている帯域のため、混雑したり不安定になりやすいです。
一方、5GHzの特徴は、
2.4GHzと比較して壁や床などの障害物に弱く、通信距離が長くなると電波が弱くなります。 しかし、基本的にルーター以外で使用されない帯域なので、非常に繋がりやすく安定 して下り、2.4GHzと比較してより、高速な通信 が可能です。
となっています。それぞれ一長一短がありますが、速度だけで言えば5GHz帯で繋ぐのがベターと言えます。
実際にどの程度の速度差があるのかMacBookProを使って、2.4GHzと5GHzで接続した場合について調べてみました。
下り(ダウンロード):167 Mbps
上り(アップロード):78.7 Mbps
ダウンロードは圧倒的に5GHzの方が早いですが、下りは少しだけですが2.4GHzの方が早いことがわかりました。
何度か試してみましたが、傾向はほぼ同じでした。
ダウンロードは5GHzが圧倒的に早く、アップロードは大差がないことがわかりました。
ダウンロードは圧倒的に5GHzの方が早いですが、下りは少しだけですが2.4GHzの方が早いことがわかりました。
何度か試してみましたが、傾向はほぼ同じでした。
ダウンロードは5GHzが圧倒的に早く、アップロードは大差がないことがわかりました。
AirMac Extremeのディスク転送速度について
次に、AirMac Extremeの外付けディスクへの転送速度についてです。
AirMac Extremeを購入して数年が経ちますが、転送が遅いだろうという憶測で、AirMac Extremeにディスクを接続して共有ストレージとしては利用してきてませんでした。
AirMac Extremeを購入して数年が経ちますが、転送が遅いだろうという憶測で、AirMac Extremeにディスクを接続して共有ストレージとしては利用してきてませんでした。
速度計測について
速度計測は、下記の機器の全ての組み合わせに対して行いました。
- PC: iMac mid 2011、MacBook Pro late 2016
- ディスク:外付けHDD(USB 3.0対応)、外付けSSD(USB3.1 Gen2対応)
- WiFi:2.4GHz、5GHz
PCはiMacとMacBook Pro、外付けディスクはHDDとSSD、WiFiは2.4GHzネットワークと5GHzネットワークにそれぞれ接続して行いました。
今回ディスク速度の測定に利用したのは前回同様「Blackmagic Disk Speed Test」です・
今回ディスク速度の測定に利用したのは前回同様「Blackmagic Disk Speed Test」です・
Blackmagic Disk Speed Test |
フリーなのに、使いやすくて重宝しています。
いざ転送速度のチェック!
まずはiMacの2.4GHzネットワーク接続で外付けHDDを接続したAirMacに接続して計測を行います。iMac USB2.0 HDD x AirMac Extreme(2.4GHz) |
書込み:9.5 MB/s
読込み:10.1 MB/s
劇遅ですね。。
劇遅ですね。。
次はiMacで5GHzネットワークで接続してみました。(AirMac Extremeには外付けHDDを接続)
|
書込み:21.0 MB/s
読込み:17.9 MB/s
次に、外付けHDDを外付けSSD(USB3.1 Gen2)に交換して試してみました。ただし、AirMac Etreme自体どうやらUSB2.0接続のようです。
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HDDもSSDも大差ないですね。。ちょっとがっかりです・・・
書込み:15.4 MB/s
読込み:14.8 MB/s
次は、iMacを使って、外付けSSDのAirMacExtremeに5GHzネットワークで接続します。
|
やっぱり、遅いですね。ということはボトルネックはディスク側ではなく、USB2.0接続だからなのか、WiFiでの転送速度ということになりそうです。
書込み:19.1 MB/s
読込み:13.9 MB/s
次は最新のMacBook Proで無線 2.4GHzにネットワークに接続し「AirMac Extreme」×「外付けHDD」のs
MacBook Pro
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意外にもiMacと変わりませんね。ということは結局のところ、やはりボトルネックになっているのは、WiFiの転送速度かAirMacと外付けHDD接続の部分ということですね。
書込み:8.2 MB/s
読込み:11.2 MB/s
次はMacbook Proの5GHzネットワークで外付けHDD接続しているAirMac Extremeにアクセスして速度計測します。
MacBook Pro USB2.0 HDD x AirMac Extreme(5 GHz) |
こちらも、2.4GHz接続と同じくiMacより早くなるかと思いましたがほぼ同じですね。
書込み:22.1 MB/s
読込み:14.5 MB/s
まあ、これはしょうがないかと思います。
ついでに外付けSSDのパターンも計測します。
ここまできたら結果は同じで、やはりHDDかSSDかは関係ないようです。
最後は、MacBook Proで5GHzのネットワークに接続して、外付けSSDを接続したAirMac Extremeの速度を検証します。
結果は予想通りです。。
まあ、これはしょうがないかと思います。
ついでに外付けSSDのパターンも計測します。
MacBook Pro USB2.0 SSD x AirMac Extreme(2.4 GHz) |
書込み:11.8 MB/s
読込み:9.3 MB/s
最後は、MacBook Proで5GHzのネットワークに接続して、外付けSSDを接続したAirMac Extremeの速度を検証します。
MacBook Pro USB2.0 SSD x AirMac Extreme(5 GHz) |
書込み:20.0 MB/s
読込み:10.6 MB/s
AirMac Extremeの転送速度まとめ
PC | ディスク | 接続方式 | Write(MB/s) | Read(MB/s) |
iMac
|
AirMac Extreme (外付けHDD) | 2.4GHz WiFi & USB 2.0 |
9.5
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10.1
|
AirMac Extreme (外付けHDD) | 5GHz WiFi & USB 2.0 |
21.0
|
17.9
|
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AirMac Extreme (外付けSSD) | 2.4GHz WiFi & USB 2.0 |
15.4
|
14.8
|
|
AirMac Extreme (外付けSSD) | 5GHz WiFi & USB 2.0 |
19.1
|
13.9
|
|
MacBook Pro
|
AirMac Extreme (外付けHDD) | 2.4GHz WiFi & USB 2.0 |
8.2
|
11.2
|
AirMac Extreme (外付けHDD) | 5GHz WiFi & USB 2.0 |
22.1
|
14.5
|
|
AirMac Extreme (外付けSSD) | 2.4GHz WiFi & USB 2.0 |
11.8
|
9.3
|
|
AirMac Extreme (外付けSSD) | 5GHz WiFi & USB 2.0 |
20.0
|
10.6
|
今回の比較検証でわかったことは、
- AirMac Extremeの外付けストレージはHDDでもSSDでも速度はほぼ同じ
- つまり、AirMacExtremeと外付けディスクの接続方式はUSB2.0
- 古いiMacで接続しても最新のMacBookProで接続しても速度は大幅には変わらない。(むしろ古いiMacの方が早い・・・)
- 無線の接続は2.4GHzで接続するよりも5GHzで接続した方が倍くらい早い
ということです。
決して早い速度ではないですが、先日計測したMacのディスク書き込み速度の結果と比較すると、5GHzネットワークで接続する場合、iMacにUSB2.0で外付けHDDを接続するのとほぼ変わらない転送速度であることがわかりました。
ということは、全然使えないということはなくて、ちょっとしたファイルの転送や人知れず夜間にTime Machineでバックアップを取得する用途には十分に使えそうです。
ただし、5GHzネットワークで接続するためにはあまり遠く離れていると電波が届かないため、iMacの場合はAirMacのベースステーションの近くに設置する必要があります。
まとめると、
決して早い速度ではないですが、先日計測したMacのディスク書き込み速度の結果と比較すると、5GHzネットワークで接続する場合、iMacにUSB2.0で外付けHDDを接続するのとほぼ変わらない転送速度であることがわかりました。
ということは、全然使えないということはなくて、ちょっとしたファイルの転送や人知れず夜間にTime Machineでバックアップを取得する用途には十分に使えそうです。
ただし、5GHzネットワークで接続するためにはあまり遠く離れていると電波が届かないため、iMacの場合はAirMacのベースステーションの近くに設置する必要があります。
まとめると、
- AirMac Extremeは5GHzネットワークで使うべし
- 外付けディスクはHDDで十分
- バックアップ用途やちょっとしたファイルのシェアであれば十分に使えるレベル
となりました。
今回、調査してみてAirMac Extremeにデータを保存するのもそこまで悪くないということに気づきました。
AirMac Time Capsuleは使えるのか?
前述の通り、私が使っているのはAirMac ExtremeでTime Capsuleとは違います。
しかし、AirMac Extremeに外付けHDDを接続してもほぼ同じと言えると思います。
実際に、私はAirMac Extremeに外付けHDDを接続してMacBookProのバックアップ(Time Machine)を取得していますが、最初こそフルバックアップなので時間がかかりましたが、その後は差分での更新になるので気づかないうちに終わっています。
また、iMacとデータを共有するのにも利用していますが、大きなファイルや大量のファイルを置かない限りストレスなく使えています。
と言うことで、大量のデータ通信や大容量のファイルを頻繁に書き込んだりするのには向いていませんが、Time Machineのバックアップを作成等は全く問題なく利用できています。
今回はAirMac Extremeの転送速度に関してまとめましたが、Macのディスク速度については下記の記事をご参照ください。
何がベストな選択?ディスク速度比較! iMac & MacBook Pro(HDD・SSHD・SSD)
何がベストな選択?ディスク速度比較! iMac & MacBook Pro(HDD・SSHD・SSD)
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