海外旅行といえば海外旅行保険に入る派ですか?
クレジットカードの付帯の保険で済ませる方も多いかと思います。
私は今、バンコク住んでいて海外旅行保険にはずっと加入している状態です。
そして、ずっと勘違いしていたのが、海外旅行保険は海外で受けた医療行為だけが適用範囲だと思っていましたが、日本で受けた治療も適用になります。
本記事は旅行者というよりも海外在住者の方に読んで欲しい記事になります。
※ここで紹介している内容は、保険内容にもよるため全ての海外旅行保険が適用になるということではありません。実際には、ご加入の保険会社にご確認ください。
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私は今、バンコク住んでいて海外旅行保険にはずっと加入している状態です。
そして、ずっと勘違いしていたのが、海外旅行保険は海外で受けた医療行為だけが適用範囲だと思っていましたが、日本で受けた治療も適用になります。
本記事は旅行者というよりも海外在住者の方に読んで欲しい記事になります。
※ここで紹介している内容は、保険内容にもよるため全ての海外旅行保険が適用になるということではありません。実際には、ご加入の保険会社にご確認ください。
【海外在住者必見】海外旅行保険は日本での治療にも適用されます
あまり知られていない事実として、海外旅行保険は海外の病院の治療費だけでなく、日本国内での治療費用にも適用されます。
旅行者の場合
例えば、一般的な海外旅行保険の場合は、旅行中に怪我や病気をした場合に、日本に帰ってからでも治療を受けることができます。ただし、3ヶ月以内に治療を開始する必要があるというルールがあるようです。
また、事故の場合は事故発生から180日以内、病気の場合は治療開始から180日以内という制約がありますのでご注意ください。
また、クレジットカード附帯の海外旅行保険でも帰国後72時間以内に病院に行けば適用されるというルールがあるようです。
先日、知人がタイに遊びに来て、子供が高熱を出してしまいタイの病院に行きました。海外旅行保険に加入していたので、タイの病院ではキャッシュレスサービスの利用ができて、さらに帰国後も当該疾患に関する治療費用は180日以内であれば保険の対象になるということを確認しました。
海外在住者の場合
海外に住んでいる方の多くは、海外旅行保険に入っているケースが多いかと思います。
海外旅行保険の適用範囲にもよるかと思いますが、保険加入期間は日本で診察や治療を受けたケースであっても、保険の適用対象になるケースが多いです。
私の知人のケースで、海外旅行保険を活用したケースをご紹介します。
Aさんは日本に帰国した際に検診を受けました。
その際に、何と重大な病気が見つかってしまいました。
とはいえ、そのお医者さんはすぐに悪化するものでも無いので、経過観察を勧めてくれたそうです。
そして、日本に滞在している間に検査などで何度か通院し、予定どおりバンコクに帰国しました。
心配になったAさんはバンコクの病院でも診断をしてもらうことにしましたが、通院費用が海外旅行保険の適用範囲内か保険会社に確認しました。
すると、海外旅行保険会社の窓口からは、下記の通り回答をもらいました。
- バンコクでの医療費用は治療開始から180日以内は保険適用の範囲内
- 日本で治療を受けた分も保険の適用範囲内になる
- 今後、手術をする場合は日本やバンコク場所を問わず保険の適用範囲内(ただし、初診日から180日以内に限る)
バンコクでの治療費用が適用範囲になるのは、想定どおりでしたが日本国内で既に受けた部分も適用範囲になり、さらに今後手術を日本でする場合も保険の適用範囲内というのは驚きの回答でした。
実際に、Aさんはタイでいくつか病院を周りセカンドオピニオンをもらった結果、「手術をすべき」という診断を受けました。(この間の通院費用も保険適用範囲内で完全無料です。)
Aさんの病気については、日本のお医者さんの中でも賛否両論があり、経過観察を進めるお医者さんもいれば、手術を進めるお医者さんもいます。
タイの場合は、どんな病気に対しても手術を薦める傾向が強いと聞きます。というのもタイのお医者さんは大手の病院勤でもフリーランスのようなお医者さんが多く、場所を借りて開業医として働いている方が多いです。
そして、お医者さんにとっては、手術など経験して実績を積み上げていくのが良いと考えれれている側面があるそうです。(この見解には、友人から聞いた話や推測が入っています。)
少し脱線しましたが最終的にAさんは、タイのお医者さん、日本のお医者さんにも相談して、手術することを決断しました。
でも、手術をするなら異国のタイより、日本が良いということで、日本にある実家に里帰りして手術を受けました。
当然、この日本での手術費用も入院費用も全て海外旅行保険の適用範囲内で、申請することで保険金を受け取ることができたそうです。
交通費に関しては、実家から病院までの通院費用は請求できたが、流石に飛行機代は請求できなかったとのことでした。
しかし、タイに戻ってから術後の検診などは180日を過ぎると、保険適用対象外になり自腹になったそうです。
保険金請求の際に必要な書類
海外の病院の場合は、保険会社などが提携している病院では、キャッシュレスサービスで、保険証を提示して書類に記入するだけで現金が不要で受診できる病院もあります。
一方、日本でかかった医療費に関しては、基本的には事後に請求して振り込んでもらうことになります。
下記が日本で受診した際に、Aさんが提出がした書類になります。(全ての保険会社が同一とは限りませんのでご注意ください。)
[提出書類]
※1.~4.は原本を提出する必要があるので、事前にコピーを取っておくのが良いです。
支払いは、日本円またはタイバーツでの受取りが可能だったようです。日本円の場合は、日本の銀行への振込になります。
保険金は用紙が保険会社に届いてから30日以内に振込が実施されます。振込が遅れた場合は遅延利息という形で、利息として支払われるようです。
一方、日本でかかった医療費に関しては、基本的には事後に請求して振り込んでもらうことになります。
下記が日本で受診した際に、Aさんが提出がした書類になります。(全ての保険会社が同一とは限りませんのでご注意ください。)
[提出書類]
- 海外旅行保険金請求書(傷害・疾病用) →所定の用紙あり
- 治療状況申告書兼同意書 →所定の用紙あり
- 診断書
- 治療費領収書
- 保険証券(被保険者証、保険契約証)のコピー
- 受傷日/初診日が一時帰国中の場合のみ、パスポートコピー(顔写真ページ、帰国時の日本入国印、日本出国印ページ)が必要
※1.~4.は原本を提出する必要があるので、事前にコピーを取っておくのが良いです。
支払いは、日本円またはタイバーツでの受取りが可能だったようです。日本円の場合は、日本の銀行への振込になります。
保険金は用紙が保険会社に届いてから30日以内に振込が実施されます。振込が遅れた場合は遅延利息という形で、利息として支払われるようです。
保険対象外の項目について
日本での治療の場合でも歯の治療など、海外旅行保険でカバーされない治療は対象外です。
また、タイで入院する場合は個室の利用がデフォルトですが、日本での治療の場合は個室利用料は対象外となるそうです。ただし、病院都合や医師の指示による場合は支払い可能とのこと。
入院をして個室利用を検討される場合は、事前に保険の対象外になるかどうか確認しておくのがいいですね。
海外旅行保険は日本での治療についてまとめ
今回は、実際に海外旅行保険が日本での治療でも適用されるということをご紹介しました。
実際に、私の知人は今回紹介した通り、日本での治療でも保険金が支払われて非常に助かったと言っていて、私の周りに聞いても知らないケースが多いので紹介させてもらいました。
やはり、異国での手術や医療は心配になるケースが多いので、日本での治療が選択肢に入るのは非常に心強いかと思います。
最後に、繰り返しになりますが、今回紹介している例はあくまで一例ですので、適用範囲および条件などの詳細については、ご自身が加入されている保険会社にお問い合わせください。
海外在住者の方は下記の記事もご参照ください。
海外在住者必見 Apple製品を安く買う方法をMacBook Proの購入実践例を元に紹介します。
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