IoT(Internet of Things)が社会に浸透してきており、色んなデバイスがインターネットに繋がりスマホで操作できるようになってきました。そして、ホテルの部屋の鍵もこのIoT技術を使ってスマホで開け閉めできる時代がきました。
先日、ヒルトン系列のコンラッドバンコクに宿泊した際にヒルトンのキーレス・チェックインサービス 「DIGITAL KEY(デジタルキー)」を利用してきました。
実際に使ってみたら結構便利ですね!部屋の前でカードキーを毎回探す必要がなくなるし、何よりスマホは絶対に持ち歩くので鍵を忘れてインキーするリスクも減ります。
真ん中の「Tap to unlock」をタップすると通信を開始します。
しばらくすると、鍵が開きました!!
ちなみにこのデジタルキーは、部屋の鍵だけでなく当然エレベーターやフィットネスなどキーカードが必要になる場面で利用可能です。
そして、部屋の時と同じように「Tap to unlock」をタップします。
これで、自分の部屋の階のボタンが押せるようになりました。
実際に使ってみたら結構便利ですね!部屋の前でカードキーを毎回探す必要がなくなるし、何よりスマホは絶対に持ち歩くので鍵を忘れてインキーするリスクも減ります。
スマホがホテルの部屋の鍵代わりに!ヒルトンDigital Key(デジタルキー)を使ってみたので紹介します!
今回はデジタルキーをコンラッドバンコクで利用してきました。まだまだ利用できるホテルは多くないようですが、日本でもヒルトン東京ベイやコンラッド大阪、ダブルツリーby ヒルトン那覇首里城なんかでは使えるみたいですね!
ヒルトン デジタルキーについて(Hilton Digital Key)
今回紹介するデジタルキーは、ヒルトンのキーレス・チェックインサービスのことで、DIGITAL KEY(デジタルキー)と呼ばれています。
具体的な説明は下記の通りです。
デジタルキーの使い方ですが、
スマホアプリを開いて、該当の滞在を表示するとデジタルキーが利用可能な場合は左上に「Digital Key(Request Key)」と表示されます。
そして同じくスマホアプリでチェックインを済ませ「Digital Key」のところをタップすると下記のような画面が表示されます。
ここで「YES」をタップするとデジタルキーのリクエストを開始します。
すると次の画面で、鍵(部屋)が準備できたら通知するので、通知設定をオンにしてくださいという説明画面に変わるので、スマホ側の通知設定を変更します。
本来はこれで設定完了ですが、はじめてデジタルキーを利用する場合はフロントデスクにいく必要があります。
このとき、すでに通常のカウンターでチェックインした後だったので、あとでスマホを持って、ラウンジのカウンターで対応してもらいました。
するとデジタルキーがアクティブになりました。
具体的な説明は下記の通りです。
Digital Key(デジタルキー)は、通常の鍵の代わりとなるものです。通常の鍵と同じように、客室、エレベーター、サイドドア、フィットネスセンター、駐車場などにご利用いただけます。使い方は簡単。アプリを開いておいて、ドアに近づいたらスマートフォン画面のボタンをタップして鍵を開けるだけです。Digital Key(デジタルキー)をご利用になるには、前もってヒルトン・オナーズ・アプリ内でデジタルキーのオプションを選択し、アクセスをリクエストしておく必要があります。つまりは、スマホがホテルの部屋の鍵がわりになるサービスです。もちろん部屋の鍵だけではなくエレベーターやその他、鍵が必要なホテルのファシリティーにもアクセス可能です。
デジタルキーが使えるホテル
まだ全てのヒルトン系列のホテルでデジタルキーが使える訳ではなく、まだまだ使えるホテルが限られているのが現状ですが、今後使えるホテルが増えていく予定とのことです。
2019年4月現在、例えば私の住んでいるバンコクでは、コンラッドバンコクとウォルドーフ アストリア バンコクのみで利用可能になっています。
デジタルキーが利用可能な場合は、ヒルトン公式でホテル検索した際に「DIGITAL KEY OFFERED」というアイコンが表示されています。
日本では下記のホテルで利用可能となっています。
- ダブルツリーbyヒルトン沖縄北谷リゾート
- 旧軽井沢KIKYOキュリオ・コレクションbyヒルトン
- ダブルツリーby ヒルトン那覇首里城
- ヒルトン小田原リゾート&スパ
- コンラッド大阪
- ヒルトン東京ベイ
早く、使えるホテルが増えるといいですね!
デジタルキーの仕組みについて
デジタルキーはスマホのブルートゥースを使ってドアに内蔵のモジュールと通信を行うことで、鍵の開閉ができるような仕組みになっています。
ロックを内蔵したドアに近づくと、そのロックとお手持ちのスマートフォンの間でBluetoothシグナルが送受信され、情報の交信が行われます。あとは、スマートフォン画面のボタンをタップするだけでドアが開きます。セキュリティ性も非常に高いため、安心してお使いいただけます。
スマホ側のシステム条件
つまり、ブルートゥースが必須になるわけですが、スマホ側のシステム要件は下記の通りです。
Digital Key(デジタルキー)のご利用には、インターネット接続機能を備え、最新バージョンのヒルトン・オナーズ・アプリがインストールされた、iOS 8以降を搭載したiPhone 4S以降またはAndroid 4.3以降を搭載した携帯電話(Bluetooth Low Energyをサポートしている端末に限る)が必要です。
そのため、iPadなどのタブレットでも問題ないようですが、1室につきデジタルキーは1つとなるため、スマホとタブレットの両方でデジタルキーを使うような使い方はできません。
デジタルキーの使い方・準備
- ヒルトン・オナーズ・アプリをダウンロード
- チェックイン&客室を選択
- アプリからDigital Key(デジタルキー)を選択
- タップするだけで鍵が開いて入室可能
と、なっていて、基本的にはフロントに立ち寄ることが不要で、チェックインから鍵の受け渡しの全てスマホで完結できる仕組みになっています。
スマホでチェックインして、デジタルキーを入手した後は部屋が使えるようにナルト通知が来る仕組みになっているようです。
完全に使いこなすとすごく便利なシステムですね!フロントの受付業務が不要になりますね。
ただし、デジタルキーを初回利用するときは、フロントデスクで設定をしてもらう必要があるようで、今回私もまずはフロントでデジタルキーのアクティベーション作業のようなことをやってもらいました。
また、ヒルトンオナーズのゴールドメンバーやダイヤモンドメンバーの場合は、当日カウンターで部屋のアップグレードなんかもあったりするので、とりあえずはフロントでチェックインまではしたほうがいいのかなと思います。(デジタルキーのコンセプトには反していますが・・・)
実際に、私は現在ゴールドメンバーなのですが、このとき部屋のアップグレードはないもののチェックインカウンターでエグゼクティブラウンジは使えますよ、と教えてもらったので、これがアプリだけで完結していたら気づかなかったような気がします。
実際にデジタルキーを使ってみました!
というところでデジタルキーを先日の滞在の際に使ってみました!
まずはヒルトンオナーズのスマホアプリをインストールして開きます。
このヒルトンオナーズのスマホアプリは、デジタルキー以外にも事前に部屋が選択できたりして非常に便利なのでヒルトンユーザーは必須のアプリです。
アップグレードも?!ヒルトン・オナーズのアプリが超便利!事前チェックイン&部屋指定が出来る!!
スマホアプリを開いて、該当の滞在を表示するとデジタルキーが利用可能な場合は左上に「Digital Key(Request Key)」と表示されます。
部屋の鍵をデジタルキーで解錠
早速、使ってみました。部屋のドアの近くに立ってスマホアプリを開くと、下記のような画面になります。
エレベーターでも使ってみた
ということで、エレベーターでも使ってみました。
が、ここで問題が・・・
部屋のルームキーは部屋のドアの前に立てばすぐに反応するのですが、エレベーターは認識するまで時間がかかります。。。
そのため、他の人が乗っている場合は、モタモタしていると動き出してしまい、自分の階を過ぎてしまったり、一人の場合は別の階に呼ばれてしまったりしてしまいそうです。
これはエレベーター側のセンサーの感度の問題なのか、システムの問題なのかはわかりません。前者ならホテルによってはエレベーターでも問題なく動作するので問題ないと思いますが・・・
操作方法は、同じでエレベーターに乗るとアプリのデジタルキーの画面がエレベーターモードに切り替わります。
今回の滞在はラウンジアクセスが可能だったのですが、ラウンジ階もボタンを押すことができました。
ちなみに、ホテルのエントランスとフィットネスはキーカード不要でしたが、子供の遊び場「Paly Ground」も同じくデジタルキーで利用できました。
ちなみに、ホテルのエントランスとフィットネスはキーカード不要でしたが、子供の遊び場「Paly Ground」も同じくデジタルキーで利用できました。
ヒルトンDigital Key(デジタルキー)まとめ
今回は、はじめてヒルトンのデジタルキーを利用してみました。
使ってみた感想としては、
- 鍵を持ち歩かなくていいのは便利
- はじめてデジタルキーを利用する時はフロントに行かないといけないので結局普段と同じ(2回目以降はフロントにいく必要はないのではないかと思います)
- エレベーターも使えるけど、反応が悪いことが多かった
まだまだシステム的には改善の余地はありそうですが、これが広まってくるとハッキングの恐れなんかも出てきそうではありますが、IoT社会が進むにつれて、こういった仕組みが当たり前になる時代も近いかと思います。
新しい技術に積極的に取り組む姿勢はいいですよね。
今後は、スマートハウスと同じように部屋のエアコンやテレビ、お風呂なども全てアプリから操作できるようになる時代もそう遠くはないと思います。
とはいえ、まだまだ仕組みを使う側が慣れていなかったりするので、当面は物理的なキーカードも使って、デジタルとアナログの併用が良さそうです。
デジタルキーを利用可能なコンラッドバンコクの宿泊記は下記の記事をご参照ください。
ホスピタリティ満点!コンラッド・バンコク宿泊レビュー(CONRAD BANGKOK)
デジタルキーを利用可能なコンラッドバンコクの宿泊記は下記の記事をご参照ください。
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