タイといえばタイ国際航空、タイ国際航空といえばスターアライアンス、スターアライアンスといえばANAということで、私の周りのバンコク在住者や出張者は圧倒的にANA派が多いです。
私の周りだけかもしれませんが、JAL派はかなり少ないように思います。
そんなJAL派を応援するために、ANAのSFC会員とJALのJGC会員両方のステータスを保持している立場からバンコク在住者にJAL派をオススメしたいと思う理由を紹介します!
JALは世界一のエコノミーシート?!名古屋-バンコク線(JL737便&JL738)に搭乗してきました。
そんなJAL派を応援するために、ANAのSFC会員とJALのJGC会員両方のステータスを保持している立場からバンコク在住者にJAL派をオススメしたいと思う理由を紹介します!
意外と少数派?バンコク在住者にはJAL派をオススメしたい理由!
バンコク在住者にとっては、タイのフラッグキャリアのタイ国際航空と同じスターアライアンスに所属するANAの方が便利に思われがちですが、バンコク在住でJAL派も悪く無いですよ!
バンコク在住者にオススメなのはANA派 or JAL派?
今回紹介する内容の前提として、上級会員ステータスを取得することを前提にしています。
バンコクに駐在されいてる方の場合は、日本との往復などで飛行機に乗る機会も多く、これを機に上級会員を目指してみようか?と思っている方も多いかと思います。
上級会員を目指すという意味では、タイ国際航空でもプレミアムポイントという上級資格向けのポイントが貯まる、ANAが有利なのは確かです。
実際に、近隣諸国への移動が多い場合はANA派が圧倒的に優位ですが、日本との往復などで目指す場合は条件はそれほど変わらないと思います。
今回は、上級会員になりやすいかどうかはなく、あなたがJAL派になりJGC会員を取得した場合にANA派と比べてこんなメリットがあるよ!というお話になります。
ちょっと古い記事なので、一部更新が必要な内容もありますがJGCとSFCについては下記の記事をご参照ください。
2018年版 JALグローバルクラブ(JGC)の特典&メリットについて徹底解説!!
2018年版 ANAプレミアムメンバーサービスのSFC会員特典について徹底解説!!
ちょっと古い記事なので、一部更新が必要な内容もありますがJGCとSFCについては下記の記事をご参照ください。
バンコク在住者にJALをオススメしたい理由!
まずは、私がバンコク在住者にJAL派をオススメしたいと思っている理由を列挙します。
- JGC会員になると預け入れ手荷物が32kgx3個まで優遇される
- ブリティッシュエアウェイズ(BA)のマイルが貯めやすくお得にJALの特典航空券の発券が可能
- 東京以外の関空、名古屋にも直行便がある
- ワンワールドも捨てたもんじゃない!
といったあたりが、JAL派をオススメしたい理由です。
上級会員の恩恵を直接的に受けるのは一番上の預け入れ手荷物の優遇だけですが、一旦上級会員になると、ラウンジ利用やビジネスクラスチェックインカウンター、手荷物優先など、できるだけその恩恵を受けたくなるもので、JALであればJAL便や同じアライアンスのワンワールド便を優先的にチョイスしてしまうものです。
タイの場合はタイ国際航空を中心にスターアライアンス系のANA派が便利に思えますが、意外にもJAL派も結構便利ですよ!という内容です。
では、そのメリットを順番に紹介していきます。
預け入れ手荷物の優遇
一番大きなメリットだと思うのは、預け入れ手荷物の優遇です。
というのも、バンコクに住んでいると日本製品もフジスーパーや最近できたドン・キホーテである程度なんでも手に入りますが、価格が高かったり新製品がなかったりで、一時帰国の際に爆買いをされる方も多いのではないでしょうか?
私も毎度、日本に行くたびに空のスーツケースを持って行く、帰国時には入りきらないくらいの荷物を入れて帰ってきます。
その時に重要になってくるのが預け入れ手荷物一個あたりの重量制限です。
JALやANAは各規則は基本的には足並みを揃えているように見えますが、微妙な違いが散見されます。
その中でも、海外在住者にとって大きいのが上級会員の手荷物の優遇制度です。
ANA・SFC会員の受託手荷物無料許容量の優待
ANAでノンステータスの場合、エコノミークラスの搭乗時は23kg/個が2個まで荷物を預けることができます。
それが、SFC会員になると+1個追加され23kgの荷物が合計3個まで預けられるようになります。
JAL・JGC会員の受託手荷物無料許容量の優待
一方のJALではノンステータスの場合、エコノミークラス搭乗時は、ANAと同様に23kg/個が2個まで預けることが可能です。
それが、JGC会員になるとエコノミークラス搭乗時でも「通常プラス1個(1個あたり32kg以内)」が適用され、32kgの荷物が3個まで優遇されることになります。
一個あたり9kgで3個となると合計27kgも優遇されることになります。
SFCやJGC会員の場合は、配偶者もクレジットカードを作れば同じく上級会員になれるので、ANAとJALを比較すると夫婦で合計54kgも差が出ます。
【夫婦二人】
- ANAのSFC会員の場合:23kg x 6 = 138kg
- JALのJGC会員の場合:32kg x 6 = 192kg
とはいえ、なかなかスーツケースやダンボールを6個も持って移動するのは大変なので、そんなに持ち運ぶことは少ないかと思いますが、1個あたりの容量が9kgも違います。
これって海外在住者の方で日本の一時帰国の際に荷物が重量オーバーして悩んだ経験のある方であれば、どれだけ大きな違いかわかっていただけるかと思います。
ちなみに、日本-タイの場合にANAで23kg超〜32kgまでの荷物を預けようとすると超過料金として一個あたり6,000円必要になります。
ブリティッシュエアウェイズ(BA)のマイルが貯め安く・使い易い
タイに住んでいると、タイ国際航空のマイレージプログラムである「ロイヤルオーキッドプラス(ROP)」のマイルが圧倒的に貯めやすいのは確かですが、貯めやすい反面、特典航空券を発券するための、必要マイル数が多かったりしてあまり使い勝手のいいマイレージプログラムではなく、マイラーとしてはオススメできないマイレージプログラムです。
このブログでは、過去にタイのクレジットカードやブリティッシュエアウェイズ(BA)のマイレージプログラムであるエグゼクティブクラブの魅力を紹介してきました。
ブリティッシュエアウェイズ(BA) エグゼクティブクラブの魅力について徹底解説
ブリティッシュエアウェイズ(BA) エグゼクティブクラブの魅力について徹底解説
2019年5月末に必要Avios数(Avios=マイル)が改訂になり、改悪されましたが、それでもバンコクと日本の往復は26,000Aviosで発券できます。
一部のクレジットカードが廃止されたりして、BAのAviosを一部貯めにくい環境にはなりましたが、それでも私が使っているCiti Prestigeカードを使えばBAのAviosがどんどん貯まります。
そして、ブリティシュエアウェイズはJALと同じ、ワンワールドに所属しているため、日本との直行便はJAL便で特典航空券を発券することができて、さらにJGC会員の場合は先ほどの手荷物優遇などの恩恵を受けることができます。
つまり、バンコクは比較的BAのAviosが貯めやすい環境にあり、貯めたAviosでJAL便の特典航空券を発券すれば、JGC会員の場合はJAL便で上級会員の様々な恩恵をうけられます。
JALのJGCでどんな特典が受けれるの?実際の国際線搭乗記をもとに紹介します!
他にもマイルの貯めやすさでいうと、タイ発行のクレジットカードでANAのマイルが直接貯まるものはありませんが、JALであればクルンシリ銀行のカードでJALマイレージバンコクに貯めることも可能です。
JALマイルを貯めるのであればKrungsri Platinum JCBカードがオススメです。他のクルンシリ銀行発行のカードよりもJALマイルへの換算レートが優遇されています。
タイで生活するための必需品 オススメのJCBカード(クレジットカード)を紹介します
他にもマイルの貯めやすさでいうと、タイ発行のクレジットカードでANAのマイルが直接貯まるものはありませんが、JALであればクルンシリ銀行のカードでJALマイレージバンコクに貯めることも可能です。
JALマイルを貯めるのであればKrungsri Platinum JCBカードがオススメです。他のクルンシリ銀行発行のカードよりもJALマイルへの換算レートが優遇されています。
JALは東京以外にも関空・名古屋に直行便がある
次に紹介するのは直行便の就航地についてです。
同じ日系のANAはタイ国際航空と同じアライアンスということもあり、バンコクからの直行便は東京(成田・羽田)しかありません。
一方のJALは、関空と名古屋のセントレアにも直行便を就航しています。
過去に、JALのバンコク便は成田・羽田・名古屋・関空全て体験済みです。
JALは世界一のエコノミーシート?!名古屋-バンコク線(JL737便&JL738)に搭乗してきました。
ただし、タイ国際航空はJALの就航地の他にも福岡や北海道などにも就航しています。
現状、個人的な見解としてはJALとANAと比較するとタイ国際航空は日本人視点では魅力にかけると考えているので、JALとANAの比較では直行便就航都市数ではJALに軍配が上がります。
ワンワールドも捨てたもんじゃない!
JALはワンワールドという航空会社連盟に所属しています。一方のANAはスターアライアンスで、タイ国際航空などと同じというのは既に紹介した通りです。
スターアライアンスとワンワールドの加盟航空会社を比較してみます。
まずはANAのスターアライアンスは28社が加盟しています。
- 全日空
- アシアナ航空
- 中国国際航空
- 深圳航空
- エバー航空
- シンガポール航空
- タイ国際航空
- エア・インディア
- ユナイテッド航空
- エア・カナダ
- コパ航空
- アビアンカ航空
- アビアンカ・ブラジル
- クロアチア航空
- アドリア航空
- スカンジナビア航空
- TAPポルトガル航空
- LOTポーランド航空
- エーゲ航空
- ブリュッセル航空
- オーストリア航空
- スイスインターナショナルエアラインズ
- ルフトハンザドイツ航空
- ニュージーランド航空
- ターキッシュ・エアラインズ
- 南アフリカ航空
- エチオピア航空
- エジプト航空
ルフトハンザを筆頭に世界的にも有名な航空会社が多数の世界最大の航空会社連合です。
一方のワンワールドは、13社が加盟しています。
- 日本航空
- キャセイパシフィック航空
- マレーシア航空
- スリランカ航空
- アメリカン航空
- ブリティッシュ・エアウェイズ
- イベリア航空
- S7航空
- フィンエアー
- カンタス航空
- ロイヤル・ヨルダン航空
- ラタム・エアラインズ・チリ
- フィジーエアウェイズ
加盟航空会社数ではスターアライアンスが多いです。
一方で、バンコク在住者という視点では、タイ国際航空がスターアライアンスなのでそちらも有利なのは事実ですが、アジア路線ではキャセイパシフィック航空、ヨーロッパ行きではカタール航空やブリティッシュエアウェイズなどの大手の航空会社が非常に力を発揮します。
例えば、BAのAviosで予約する際にはキャセイパシフィック航空を選択すると香港経由にはなりますが、日本行きの就航都市数がグッと増加します。そして、JGC会員の場合は、香港国際空港で乗り継ぎの際にテレビでも世界最高峰のラウンジと紹介されたことのあるキャセイパシフィック航空のラウンジが利用可能です。
そして、私はJALマイルを使って世界一のビジネスクラスと言われることもあるカタール航空の特典航空券を発券して機内にラウンジがついたA380のビジネスクラスに搭乗してきました。
えっ!機内にラウンジ?!カタール航空A380ビジネスクラス極上の空の旅
世界一のビジネスクラス!カタール航空のB787-800(QR827)搭乗記
全体的にはANAの加盟しているスターアライアンスが有利なのは間違い無いですが、JALの所属しているワンワールドも悪くないよ!というお話でした。
実際に、これまで数多くの航空会社の飛行機に搭乗して来ましたがANAやJALを含めてもカタール航空とキャセイパシフィック航空がハード・サービス共に一番満足度が高かったです。
一応、JALはバンコクエアウェイズとも提携していますが、バンコクエアウェイズはワンワールド加盟航空会社では無いため、マイルを貯めることはできますが、JALのラウンジや手荷物優遇などのJGCの恩恵は受けられません。
とはいえ、総じて私の周りにANAが多い理由はやはりスターアライアンスのネットワークの広さにあると思います。ワンワールドも紹介した通り、悪く無いですがスターアライアンスと比較すると残念ながら見劣りするのは事実です。
あと、バンコクのクレジットカードでは比較的ブリティッシュエアウェイズのマイレージ(Avios)を貯めやすく、特典航空券でバンコク-日本間や日本国内の特典航空券をJAL便でお得に発券して、JGC特典を満喫できるのもオススメポイントです。
えっ!機内にラウンジ?!カタール航空A380ビジネスクラス極上の空の旅
世界一のビジネスクラス!カタール航空のB787-800(QR827)搭乗記
全体的にはANAの加盟しているスターアライアンスが有利なのは間違い無いですが、JALの所属しているワンワールドも悪くないよ!というお話でした。
実際に、これまで数多くの航空会社の飛行機に搭乗して来ましたがANAやJALを含めてもカタール航空とキャセイパシフィック航空がハード・サービス共に一番満足度が高かったです。
JAL派のデメリット
ここまでJAL派のメリットを紹介して来ましたがデメリットも紹介しておきます。
ここまでも何度か触れて来ましたが、バンコク在住者にとって出張で近隣諸国に行く場合は、直行便となると圧倒的にタイ国際航空に搭乗する機会が多くなると思います。
そのため、JAL派の場合はアライアンスの違うタイ国際航空への搭乗時はJGC会員であってもラウンジ利用や手荷物の優遇などの特典を受けることができません。
とはいえ、出張で隣国に出張するくらいならフライト時間も短く、荷物もそれほど多く無いケースが多いと思います。
そして、空港ラウンジの利用はプライオリティパスがあればほとんどの空港で利用可能なラウンジがあるので1人の利用であればそれほど困ることもありません。
例えばスワンナプーム空港は、ラウンジ天国でプライオリティパスで利用可能なラウンジが国際線だけでも13個もあります。
一応、JALはバンコクエアウェイズとも提携していますが、バンコクエアウェイズはワンワールド加盟航空会社では無いため、マイルを貯めることはできますが、JALのラウンジや手荷物優遇などのJGCの恩恵は受けられません。
とはいえ、総じて私の周りにANAが多い理由はやはりスターアライアンスのネットワークの広さにあると思います。ワンワールドも紹介した通り、悪く無いですがスターアライアンスと比較すると残念ながら見劣りするのは事実です。
バンコク在住者にJAL派をオススメしたい理由まとめ
今回はバンコク在住者にJAL派をオススメしたい理由を独断と偏見で紹介ました。
実際には、皆さんの利用シーンに応じてJAL派かANA派かは変わってくるかと思いますが、今回はJALも悪くないよという紹介でした。
私がバンコク在住者にJALをオススメした一番大きな理由は、JGC特典の預け入れ手荷物が32kg×3つまで優遇される点です。
海外在住者の一時帰国の際の爆買いには重要なポイントになります。
最大15%引き!海外在住者は免税+クーポンでお得に家電量販店でお買い物!!
あと、バンコクのクレジットカードでは比較的ブリティッシュエアウェイズのマイレージ(Avios)を貯めやすく、特典航空券でバンコク-日本間や日本国内の特典航空券をJAL便でお得に発券して、JGC特典を満喫できるのもオススメポイントです。
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