ワイヤレス充電は有りなのか無しなのか、iPhoneとXiaomiの20Wワイヤレス急速充電器を実際に使って色々なパターンで計測してみたので紹介したいと思います。
ワイヤレス充電は前から気になっていましたが対応機器が手元にはiPhoneしかないので購入を躊躇していました。
が、最近ハマっているXioamiのワイヤレス充電器「MDY-10-EP」がお店で安かったのでついつい買ってしまいました。
実際に使ってみて良い点・悪い点の両方がわかって来ました。
また、比較のためにワイヤレス充電と有線充電の電力量も計測したので、実測値の比較等を交えながらワイヤレス充電器について紹介したいと思います。
ブランド:Xiaomi
カラー:ホワイト
材質:PC
入力電圧:12V
入力電流:1.35A以下
出力電圧:12V
出力電流:800ミリアンペア
入力電圧(最大、急速充電):20V
入力電流(最大、急速充電):1.35A
出力電圧(最大、急速充電):15V
出力電流(最大、急速充電):1.33A
互換性:QI無線充電基準を満たすモバイル機器.(スマホなど)
製品重量:100グラム
製品サイズ:100 x 100 x 18 mm
パッケージ重量:150 g
梱包サイズ:150 x 150 x 30 mm
付属のアダプターでは最大10Wですが、最大の20Wを発揮するにはXiaomiの公式27Wアダプター(別売り)を購入する必要があります。
が、今回は手持ちの30W以上のアダプタで試してみたので、その結果も後ほど紹介します。
この製品は、バンコクにあるMIの正規店で購入しましたがセールをやっていて499バーツ(約1,750円)でした。
現時点で、20W対応のワイヤレス急速充電器が2,000円を切る価格はお買い得だと思います。
箱も本体のデザインもアップルデザインへのリスペクトが半端ないですね(笑)
表面はラバー状になっていて、滑りにくい加工がされています。
先ほどのXiaomiの純正アダプタよりはよくなりましたが1Aを超えていないのでやはり力不足感がありそうな気がします。
結果:
ワット数 4.89W
アンペア 978mA
こちらは先ほどのMacBookProの純正アダプタ+ワイヤレス充電と全く同じ数値になりました。
結果:
ワット数 6.13W
アンペア 1226mA
ここまでの計測で初めて1Aを超えてきました。
結果:
ワット数 4.89W
アンペア 1614mA
が、最近ハマっているXioamiのワイヤレス充電器「MDY-10-EP」がお店で安かったのでついつい買ってしまいました。
実際に使ってみて良い点・悪い点の両方がわかって来ました。
また、比較のためにワイヤレス充電と有線充電の電力量も計測したので、実測値の比較等を交えながらワイヤレス充電器について紹介したいと思います。
iPhoneのワイヤレス充電器と有線を徹底比較!
今手持ちの機器でワイヤレス充電に対応しているのがiPhoneだけですが、今後いろんな対応機種を持ち始めるとめちゃくちゃ重宝しそうですね!
ワイヤレス充電器について
ワイヤレス充電器の最大の特徴は、対応機種を充電器の上に置くだけで充電できてしまうことにあります。
iPhoneの場合は、iPhone8以降がワイヤレス充電に対応しています。
また、iPhoneは国際標準規格Qi(チー)規格を採用しているため、iPhoneを充電したい場合は、Qiに対応したワイヤレス充電器を購入する必要がありますが、世界中で今もっともメジャーなワイヤレス充電の規格がQiなので、対応している充電器の方が圧倒的に多いです。
iPhoneの場合は、iPhone8以降がワイヤレス充電に対応しています。
また、iPhoneは国際標準規格Qi(チー)規格を採用しているため、iPhoneを充電したい場合は、Qiに対応したワイヤレス充電器を購入する必要がありますが、世界中で今もっともメジャーなワイヤレス充電の規格がQiなので、対応している充電器の方が圧倒的に多いです。
ワイヤレス充電のメリット
- 置くだけ簡単充電
- コネクタ形状を気にしなくて良い
- ケーブルが壊れる心配が少ない
ワイヤレス充電のメリットは、何と言っても置くだけで充電できるところです。
煩わしいケーブルの抜き差しから解放されます。
また、対応機種であればケーブルコネクタの形状に左右されることがないのも便利な点です。
最近はアップルの製品でもライトニングコネクタとUSB-Cが混在していて二種類のケーブルを使い分けないといけないのですが、そう行ったケーブルを気にする必要がないのはポイントが高いです。
また、スマホのケーブルのコネクタ部分が壊れて来たり、ケーブルが切れた経験はないですか?
ワイヤレス充電では、そんなリスクも低減することができます。
ワイヤレス充電とはいえ、本体はケーブルを使って電源に繋ぐ必要がありますが、頻繁に抜き差しする必要がないので、必然的に壊れにくくなります。
ワイヤレス充電のデメリット
- 対応機種しか使えない
- 有線に比べて電力ロスが多い(=充電速度が遅い)
- 位置がズレると充電できない
- スマホケースによっては充電できない
ワイヤレス充電器のデメリットですが、当然対応機種しか対応していないので、保有している対応機種が少ないとワイヤレス充電器のメリットは享受しづらくなります。
また、有線に比べて電力ロスが生じやすいので、同じワット数の充電器を使ったとしても、有線の方が早く充電できるのは間違い無いです。
今回紹介するMIのワイヤレス充電器は最大20Wなので比較的ワット数の大きいQi充電器になります。
他には置く位置が少しでもズレるとうまく充電できていないことがあるのもデメリットかと思います。
例えば、寝る前に充電器の上に置いて寝たつもりが、少しズレていて充電できていなかったり、何かの拍子でズレてしまって充電できていないということも十分にありえます。
対応機種なのに充電できないケースとしては、スマホケース(素材や分厚さ)によっては、充電できないこともあります。
例えば、密かに狙っているリモワのアルミ製スマホケースの場合、ワイヤレス充電ができない可能性が非常に高いです。あと、きちんと充電する場所をワイヤレス充電器に接地さセル必要があるので、スマホリングなんかを背面につけている場合も充電できないと思います。
ワイヤレス充電器でバッテリー劣化はするのか?
個人的に一番抵抗があったのが気軽に充電できる反面、充電中にスマホをいじりたい場合は、一旦充電器から持ち上げて使います。
そうすることで、充電をしたり、やめたりを繰り返してしまうのであまり良い影響がないのでは?と思っていましたが実際にはそうでも無いようです。
私が調べた範囲では、バッテリー劣化の要素は、
- 高温状態
- 満充電状態の長時間維持
の二点が、劣化を進める要因になるようなのですが、ワイヤレス充電の場合は前者の高温状態が続くことが多く、劣化に繋がる可能性はあるようですが、Qi充電器ではファンが搭載されているものも多く、今回紹介するMIのワイヤレス充電器もファンを搭載していますが、それほど熱は気になりません。
よって、ワイヤレス充電だからという理由で、センシティブになる必要はなく、有線・無線に関わらず満充電状態の長時間維持を避けるなどの対策を取るのが良いのかなと思います。
Xiaomi(MI)の20W急速ワイヤレス充電器「MDY-10-EP」使用レビュー
MIの20W急速ワイヤレス充電器のスペック
今回紹介するMIの「MDY-10-EP」の仕様は下記の通りです。
ブランド:Xiaomi
カラー:ホワイト
材質:PC
入力電圧:12V
入力電流:1.35A以下
出力電圧:12V
出力電流:800ミリアンペア
入力電圧(最大、急速充電):20V
入力電流(最大、急速充電):1.35A
出力電圧(最大、急速充電):15V
出力電流(最大、急速充電):1.33A
互換性:QI無線充電基準を満たすモバイル機器.(スマホなど)
製品重量:100グラム
製品サイズ:100 x 100 x 18 mm
パッケージ重量:150 g
梱包サイズ:150 x 150 x 30 mm
付属のアダプターでは最大10Wですが、最大の20Wを発揮するにはXiaomiの公式27Wアダプター(別売り)を購入する必要があります。
が、今回は手持ちの30W以上のアダプタで試してみたので、その結果も後ほど紹介します。
この製品は、バンコクにあるMIの正規店で購入しましたがセールをやっていて499バーツ(約1,750円)でした。
現時点で、20W対応のワイヤレス急速充電器が2,000円を切る価格はお買い得だと思います。
MIのワイヤレス充電器を開封!
箱はXiaomi定番のApple風のシンプルな箱に入っています。
本体がこちらです↓
表面はラバー状になっていて、滑りにくい加工がされています。
日本のアマゾンのレビューでコンセントのアダプタが日本では使えないとありましたが、コンセントの形状がCタイプのアダプタでした。
本体側のUSB端子はUSB-Cタイプです。
本体の裏面はこんな感じです↓
上の写真に通気口のような穴が見えますが、ファンが付いていてこの通気口から排熱する仕組みになっています。
本体側のUSB端子はUSB-Cタイプです。
実際にワイヤレス充電器を使ってみた感想
ワイヤレス充電器を実際に使ってみて、ケーブルをさす必要がなく、置くだけで充電できるのは非常に便利です。
一方で、現状はiPhoneしか対応機種を持っていないので、そこまで恩恵を受けることができていないのも事実です。
また、イマイチな点としてはiPhoneの場合、真ん中あたりにワイヤレス充電のポイントがありますが、そこからズレて置いてしまうと充電できません。
一応、充電中はワイヤレス充電器本体の緑色のライトが点灯したままになったり、充電開始時にiPhone側が「ブッ」と一回だけバイブが作動するので手応えがあり充電が開始されたことがわかりますが、急いでいる時など無造作に置いてしまうと充電できていないということは十分にありえそうです。
あとは、熱処理のためにファンがついていますが、寝る時に枕の近くにあると、ファンの音がちょっと気になってしまうかもしれません。
一応、充電中はワイヤレス充電器本体の緑色のライトが点灯したままになったり、充電開始時にiPhone側が「ブッ」と一回だけバイブが作動するので手応えがあり充電が開始されたことがわかりますが、急いでいる時など無造作に置いてしまうと充電できていないということは十分にありえそうです。
ワイヤレス充電の電力と有線の電力量を比較!!
iPhone 8 Plusと様々なアダプタの組み合わせでワイヤレス充電と有線の電力量を比較してみました。
電力計測に使ったのはAmperesというiPhoneの有料アプリです。
このアプリによる結果は計測するタイミングによってもバラツキがあるので判断が難しいところですが条件が近くになるように立て続けに計測を行いました。
今回比較計測に利用したアダプタとケーブルの組み合わせは下記の通りでうs。
今回比較計測に利用したアダプタとケーブルの組み合わせは下記の通りでうs。
- [ワイヤレス]付属のアダプタ(5W?&付属のUSB-Aケーブル)
- [ワイヤレス]MacBookPro純正のアダプタ(61W&Apple純正のUSB-Cケーブル)
- [ワイヤレス]XiaomiのPD充電器(30W&Apple純正USB-Cケーブル)
- [有線]付属のアダプタ(5W?&Apple純正ライトニングケーブル)
- [有線]iPhone純正アダプタ(10.5W&Apple純正ライトニングケーブル)
- [有線]XiaomiのPD充電器(30W&MI製USB-Cライトニングケーブル)
- [有線]MacBookPro純正のアダプタ(61W&MI製USB-Cライトニングケーブル)
[ワイヤレス]付属のアダプタ(5W?&付属のUSB-Aケーブル)
[ワイヤレス]XiaomiのPD充電器(30W&Apple純正USB-Cケーブル)
次は、先日レビューしたXiaomiの30WのPD充電器で試してみました。
先ほどのXiaomiの純正アダプタよりはよくなりましたが1Aを超えていないのでやはり力不足感がありそうな気がします。
[ワイヤレス]MacBookPro純正のアダプタ(61W&Apple純正のUSB-Cケーブル)
ワイヤレス充電の最後はMacBookPro純正のアダプタと純正のUSB-Cケーブルです。
結果:
ワット数 4.89W
アンペア 978mA
少しだけ改善しましたがそれでも1Aは超えてないですね。
この辺りがこのワイヤレス充電の限界なのでしょうか・・・
ワット数 4.89W
アンペア 978mA
少しだけ改善しましたがそれでも1Aは超えてないですね。
この辺りがこのワイヤレス充電の限界なのでしょうか・・・
[有線]付属のアダプタ(5W?&Apple純正ライトニングケーブル)
次に有線での充電テスト結果を紹介します。
MIのワイヤレス充電器に付属のアダプタとApple純正のライトニングケーブルの組み合わせです。
結果:
ワット数 3.04W
アンペア 609mA
意外にも、今回計測した中で一番低い計測値となりました。
MIのワイヤレス充電器に付属のアダプタとApple純正のライトニングケーブルの組み合わせです。
ワット数 3.04W
アンペア 609mA
意外にも、今回計測した中で一番低い計測値となりました。
[有線]iPhone純正アダプタ(10.5W&Apple純正ライトニングケーブル)
次はiPhoneに付属してくるアダプタとケーブルのセットで計測してみました。
結果:
ワット数 4.89W
アンペア 978mA
こちらは先ほどのMacBookProの純正アダプタ+ワイヤレス充電と全く同じ数値になりました。
[有線]XiaomiのPD充電器(30W&MI製USB-Cライトニングケーブル)
XiaomiのPD充電器30Wを使って、MIのUSB-Cライトニングケーブルで計測しました。
ワット数 6.13W
アンペア 1226mA
ここまでの計測で初めて1Aを超えてきました。
[有線]MacBookPro純正のアダプタ(61W&MI製USB-Cライトニングケーブル)
最後は理論上一番良い結果が出ると思われる、MacBookPro純正アダプタと有線の計測結果です。
結果:
ワット数 4.89W
アンペア 1614mA
こちらも1Aを超えてきました。
この組み合わせが最速で充電できるという予想通りの結果となりました。
ワイヤレスと有線の比較結果
iPhone側の状況やアプリの正確さによって結果が変わるので一回の結果だけでは評価が難しい部分はありますが、今回の結果からワイヤレスと有線を比較してみます。
今回の計測結果をまとめると下記のようになりました。
アダプタ | ワイヤレス(無線) | 有線 |
MI 純正アダプタ(5W?) | 768mA | 609mA |
MacBookPro純正アダプタ(61W) | 978mA | 1614mA |
MI 30W PD充電器(30W) | 968mA | 1226mA |
iPhon純正アダプタ(10.5W) | 計測不可 | 978mA |
この結果から言えることは、今回利用したMIのワイヤレス充電器は最大出力は1.33Aとなっていますが、実測値としては最大1Aを超えない可能性が高そうです。
また、アダプタ側の出力によっては有線でも無線でもほとんど変わらないという結果になっています。
ワイヤレスと有線の比較をしてみるとMIの純正アダプタの場合はワイヤレスの方が数値が高いですが、MacBookProのアダプタやMIの30WPD充電器などワット数の高い充電器では有線の方が急速充電可能という結果になりました。
今回の結果からは、ワイヤレス充電にロスがあるというよりはワイヤレス充電器側の入出力電流(1.35A/1.33A)の制限にひかかっている可能性が高いことがわかりました。
一方でiPhone純正のアダプタとケーブルの組み合わせとMIの30WPD充電器のワイヤレスの組み合わせはほぼ同等のの結果になったので、アダプタとケーブル・充電方法の組み合わせが重要なことがわかります。
一番急速に充電できる組み合わせは?
今回の計測結果から、MacBookProの純正アダプタ(61W)と有線の組み合わせが最も供給電力量が多い結果となりました。
これはスペックからしても当たり前の結果ですが、別の時に計測した時は下記の通り圧倒的な数値を記録しています。
それにしても、5A超えはすごいですねw
iPhoneの最大アンペア数を大幅に超えているような・・・
iPhoneの最大アンペア数を大幅に超えているような・・・
#今回の比較は、利用したAmpereというアプリが正常に動作している前提で実施しています。
ワイヤレス充電と有線充電の比較まとめ
実際の計測値を元に比較してみましたが、まあ当然のごとく有線の方が急速に充電できることは間違いないですがアダプタやケーブルによっては、有線と無線どちらでもあまり変わらないという結果にもなりました。
本当に急速充電したいのであればワット数の大きいアダプタで有線充電するのが一番良さそうです。
iPhone純正と同程度の充電速度でいいという場合は、ワイヤレス充電も十分視野に入ってくると思います。
私は純正の充電器の速度でも十分に早いと感じており、ワイヤレスに変更してもストレスなく使えそうなので、今後自宅ではワイヤレス充電器を中心に利用していく予定です。
iPhone純正と同程度の充電速度でいいという場合は、ワイヤレス充電も十分視野に入ってくると思います。
私は純正の充電器の速度でも十分に早いと感じており、ワイヤレスに変更してもストレスなく使えそうなので、今後自宅ではワイヤレス充電器を中心に利用していく予定です。
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