【PD充電器】持ち運びしやすいMacBookPro用のおすすめUSB-C アダプタ「MI AD16ZM」を紹介します。





薄型のMacBookProですが純正のACアダプタが大きくてちょっと持ち運ぶのに不便ですよね・・・


旅行の時はいつもスーツケースに入れて預け入れ手荷物として送ってしまうので、乗り継ぎ時間が長く、長時間使用した場合はバッテリーがなくなってしまう場合もあります。

そして最近、G7X MarkIIIというキヤノンのデジカメを購入し、USB給電するためにはPD充電器が必要というのを初めて知り、色々調べて行く中で、XiaomiのPD充電器がコスパもよく、小型でいい感じだったので紹介します。




【PD充電器】持ち運びしやすいMacBookPro用のおすすめUSB-C アダプタを紹介します!



最初はAnkerという日本でもメジャーなメーカーのPD充電器を買おうと思っていましたが、今住んでいるタイではXiaomiの方が圧倒的にコスパが優れているのでそちらを購入してしまいました・・・

USB PD充電器とは?

まずはじめに今回紹介するPD充電器について紹介します。

USB PDとはUSB Power Deliveryの略でUSB関連の仕様策定を行なう標準化団体USB-IFが策定した、急速充電の国際標準規格です。
従来のUSBではノートパソコンなどの大容量機器を充電することはできませんでしたが、USB PDではそれを実現しました。
詳細は下記の記事が詳しかったのでご参照ください。


USB PDは、USB 3.1 Type-C、USB 2.0 Type-Cの規格に対応していて、USB Type-Cであることが1つの条件にもなっています。

最近はiPad ProやMacBookなどにも代表されるようにUSB-Cを搭載した機器が増えてきており、USB PD対応の機器も急速に拡大しています。

今回は、そんなUSB PD対応充電器の紹介です。

MacBook Proの純正アダプタ

Appleは各モデルごとに純正アダプタを用意しています。

こちらに詳細が記載されています。



私のMacBookは13インチの2016のMacBook Pro(2016年以降に発売されたモデル)なので「Apple 61W USB-C」が対応しています。

が、、いかんせんこれが大きいのが玉に瑕w


さきほどのAppleのページに記載がありますが、アダプタだけでなく、ケーブルも重要な要素になります。
快適に充電できるように、Mac ノートブックに付属の USB-C 充電ケーブルをお使いください。ワット数の高い USB-C ケーブルを使った場合、Mac は通常通りに充電されますが、充電速度が速くなるわけではありません。29W または 30W の USB-C ケーブルは、どの USB-C 電源アダプタでも使えますが、30W を上回る電源アダプタ (61W USB-C 電源アダプタなど) につないだ場合、十分な電力を供給しきれません。
今回、アダプタは純正品やいくつかのタイプを用いて確認しますがケーブルは全て純正のUSB-Cケーブルを利用します。

MacBookProにオススメのACアダプタXiaomi 30W USBタイプCチャージャー「MI AD16ZM」

今回おすすめしたいのは、最近日本市場に参入することで話題になったXiaomi(MI)の「AD16ZM」です。


Xiaomi USB Charger 30Wスペック:
ブランド:Xiaomi (MI)
重量:65グラム
入力:100V〜240V 50 / 60Hz 1A
出力:Type-C 5V = 3A / 9V = 3A / 12V = 2.25A / 15V = 2A タイプA 5V = 3A / 9V = 3A / 12V = 2.25A 両方のポートが同時に使用されます5V =最大4.8A
サイズ:48×28×47mm
その他:Quick Charge 3.0,Qualcomm Quick Charge 2.0
最大容量は30Wと小さめですが、特筆すべきは重量とサイズです。

Appleの純正61Wのアダプタのサイズは、実測値ですが下記の通りです。

Apple 61W USB-C Power Adapter:
重量:192g
サイズ:74x28x74
MIの方の重さの実測は62gだったので実に130gの差があります。

サイズも倍とは言いませんがかなり違いますね。。

2つを比較するとこれだけ違います。


そして、こちらはタイのネット通販で購入しましたが350バーツ(1,250円)くらいで購入できます。

日本で購入できる有名どころではAnkerの製品でUSB-Cポート単体で30W以上のアダプタが日本のアマゾンで3,000円以上していることを考えると安いですよね。そしてそちらは重量も100gと重いです。

USB-Cポートが1つのものであれば、同じくらいの重さとなっています。


というところで、重さと価格でXiaomiを選択してしまいました。

30WでMacBookPro動くの?と思うかもしれませんが、この後詳細な検証結果を紹介します。

その中でいくつかのアダプタを試してみて、15Wのアダプタまで私のMacBookProを充電できることを確認しました。

当然、容量が少ない方が供給量も少なくなるので、充電時間もかかるので61W以上がいいという場合は、Xiaomiの64Wタイプもあります。
重量:115g
サイズ: 61.3x28x57mm
30Wと比べれば、サイズも大きくなり重くなりますが、それでも純正と比べるとコンパクトですよね。こちらも十分候補に入りますが、私は気軽に持ち運びたかったのでコンパクトさを重視しました。

MacBookProへの電力供給状況をチェック

今回、MacBookProを使って電力の供給状況をチェックしてみました。

使用したACアダプタは下記の通りです。

・Apple純正61W USB-Cアダプタ(A1718)
・Xiaomi 30W USB-C アダプタのUSB-C(AD16ZM)
・Xiaomi 30W USB-C アダプタのUSB-A(AD16ZM)
・Xiaomi(ZMI) 18W USB-C アダプタ
・Apple純正10W USB-Aアダプタ(iPad miniについてきた古いACアダプタ)

計測方法は、13インチMacBookPro 2016に各アダプタを接続して[ユーティリティ]->[システム情報]から電源の情報を参照します。


すると下記の通り、電源の情報を参照することができます。


ケーブルはMacBookProについてきた純正のUSB-Cケーブルを使用していますが、USB-Aの電力を確認する場合はXiaomiのUSB-A to Cケーブル( PD充電未対応)を使って計測しました。

Apple純正61Wアダプタの計測結果

まずはApple純正61Wのアダプタの計測結果です。


アンペア数と電圧は下記の通りでした。


アンペア数がマイナスになると、充電されていない状態になります。

Xiaomi 30W USB-C アダプタのUSB-Cの計測結果

次は今回おすすめしているXiaomiの30Wアダプタの紹介です。

1A1Cと、USB-AとUSB-Cのポートが2つあるので、まずはUSB-Cのポートのみ接続してみました。




Xiaomi 30W USB-C アダプタのUSB-Aの計測結果

次はXiaomiの30WアダプタのUSB-Aにのみケーブルをさした場合の計測結果です。


ワット数は12となり、アンペア数はマイナス表示で充電できていません。

ちなみに、充電できていないのはケーブルの問題の可能性が高いです。そもそもポートがUSB-AなのでUSB PDには対応していません。

Xiaomi 30W USB-C アダプタのUSB-A&USB-Cの計測結果

今度は、Xiaomiの30WアダプタのUSB-A側にiPhone、USB-C側にMacBookProをさしてみました。

以下はUSB-CにさしたMacBookProの結果です。


この通り、2つのポートを同時使用する場合は30Wから半分の15Wに落ちました。

このアダプタは最大30Wなので、同時使用すると落ちるのは当たり前ですね。

Xiaomi(ZMI) 18W USB-C アダプタ

そして、もう1つ同じく購入したZMIの18WのUSB-Cアダプタでも試してみました。


結果がこちらです↓


こちらもきちんと18Wとして認識され、充電中となっています。アンペアもプラス表示でした。

Apple純正10WのUSB-Aアダプタ

最後は、昔購入したiPad miniについてきた小型の10WのUSB-Aアダプタです。



こちらも充電されていないのは、ケーブルの問題の可能性が高いですが、10WだとMacBookProは電力不足で充電できないというのもあると考えられます。

MacBookPro用のおすすめUSB-C アダプタまとめ

今回は小型で持ち運びしやすいMacBookPro用のUSB-Cアダプタ(PD充電器)を紹介しました。

今回の調査でわかったこととしてはMacBookProは18W以上のPD充電器(かつケーブルも対応していれば)充電できることがわかりました。(急速充電とは言えないと思いますが・・・)

ちなみに、今回アダプタを探し始めたのはデジカメのG7X Mark3を充電するためのアダプタを探し始めたのがきっかけでしたが、そちらも問題なく充電できることを確認しました。

まだまだXiaomi製品は日本では手に入りにくい状態ですが、これからXiaomiが本格的に日本市場に参入してくると格安でいろんな製品が入ってくると思います。

今回紹介した30WのUSB-Cアダプタも期待通りのスペックに嘘偽りのない数値を出してくれました。

私がMI製品をすごいと思ったきっかけはロボット掃除機です。タイだと価格はルンバの上位機種の半分以下なのに機能は遜色なく、なんだったらおまけのモップ機能もついてきます。

このロボット掃除機は流石はAI先端国になっている中国が国策でAIに投資している企業の1つであることがよくわかる出来栄えの製品でした。



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