300万名を対象に一年間無料というプランをぶち上げ鳴り物入りで4/8にサービスインする楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT」ですがiPhoneが対応機種に入っていません。
本当にiPhoneでは使えないのでしょうか?
実際に「Rakuten UN-LIMIT」が気になっているけどiPhoneユーザーだから申し込みを躊躇している人も多いのではないでしょうか?
現在得られる情報から考察してみました。
実際に「Rakuten UN-LIMIT」が気になっているけどiPhoneユーザーだから申し込みを躊躇している人も多いのではないでしょうか?
現在得られる情報から考察してみました。
楽天モバイルの一年無料プラン「Rakuten UN-LIMIT」はiPhoneで使えるのか?
結論から言うと「Rakuten UN-LIMIT」は使えると思って、申し込み済みです(笑)その理由を紹介していきたいと思います。
楽天モバイルについて
楽天モバイルの正式名称は楽天モバイル株式会社で、ドコモ・au・ソフトバンクに次ぐ第4の携帯キャリアになります。
楽天モバイルと格安SIMのMVNOとは違います。
格安SIMのMVNOは「Mobile Virtual Network Operator」の略で、「仮想移動体通信事業者」となります。
MVNOの会社は通信キャリアから回線を借りてサービスを提供している会社になります。
一方、楽天モバイルはMNO「Mobile Network Operator」と呼ばれる、「移動体通信事業者」となります。
電波は総務省から周波数帯を割り当ててもらう必要があるのですが、楽天モバイルは018年4月に1.7GHz帯の周波数割り当てを受け、2019年10月からMNOとして携帯電話事業に参入することになりました。
が、度重なる基局地の整備遅れなどにより2019年10月から正式なサービス開始はできずに5,000人の無料サポータープログラムを開始して、テストを実施してきました。
今年2月には無料サポータープログラムの対象を2万人、追加することを発表し、順調にテストを実施して、この度3月3日に正式なサービスインに向け、料金プランとサービスなどが発表されました。
1年無料の「Rakuten UN-LIMIT」
発表されたプランはデータ通信量の上限や国内通話が名前の通り「無制限」で、2,980円/月と言うものでした。
しかも、300万名を対象に一年無料という、予想外のサプライズプランを発表してきました。
とはいえ、このプランは万能ではなくいくつかの制約があります。
完全データ使い放題は楽天回線エリアのみ
データ使い放題のエリアは楽天基局地に接続した場合のみで、現状では都市部のみとなっています。
エリアの詳細はこちらでご確認ください。
楽天基局地以外では使えないということではなく、パートナー基局地(au)の回線を使うことになり、そちらは2GB/月まで無料になります。
パートナー基局地利用分が2GBを超えた場合は128kbpsに制限されますが、1GBを500円で追加することもできるので、例えば一年目の場合は、6GBパートナー基局地を使う場合は、無料分(2GB=0円)+追加購入分(4GB=2,000円)= 2,000円で利用することができます。
自宅や勤務先が楽天回線エリアに現状入っていない場合には基本無料だったとして足が出てしまうことになりお得感は下がってしまいます。
国内通話かけ放題
国内通話もかけ放題にはなっていますが、Rakuten Linkアプリを使う必要があります。(アプリ未使用の場合は30秒20円)
そして、今回のメイントピックのiPhoneで使えるのかどうか?ですが、このRakuten LinkアプリがiPhone未対応なのでこの国内通話かけ放題は楽天モバイル側がRakuten LinkアプリをiOSに対応するまでiPhoneで使えないのは確定です。
グローバルも2GB/月まで無料
一方で、良い点としてはグローバルも66の国で2GBまでは無料となっています。
つまり、海外によく行く人にとっては、無料で毎月2GB分の通信を利用できるのでこれは便利ですね!
楽天モバイルはiPhoneでは本当に使えないのか?
それでは本題に入っていきます。
本当に「Rakuten UN-LIMIT」はiPhoneで使えないのでしょうか?
先ほど、紹介した通りRakuten LinkアプリがiPhoneに対応しておらず、楽天もRakuten Linkアプリ対応のスマホの購入を進めています。
一番安いのがRakuten Miniという端末で2万円ほどします。
なので、一年間利用量が無料だったとしても初期費用が2万円かかると本末転倒ですよね。。。
場合によっては格安SIMを契約した方が安く済むかもしれません。
でも、最初に書いた通り私はiPhoneでも使えるんじゃないかと思っています。
でも、最初に書いた通り私はiPhoneでも使えるんじゃないかと思っています。
使えると思う理由①:楽天無料サポーターの方がiPhoneでも使えたと報告している
まず、iPhoneでも楽天モバイルが使えると思う理由としては、Twitterなどで楽天無料サポーター契約している人たちがiPhoneで使えたという報告をあげています。
iPhone XRで楽天無料サポーターのesimが使えた!通話もデータもOK— お肉君 (@029kun) March 4, 2020
my楽天モバイルから契約プランを表示→各種手続き→simカード交換→simタイプ変更する→esim選んで再発行→QRコード出るのでスクショで保存→iPhone XRで読取で完了
主回線にfuji wifiのデータsim
副回線に楽天mnoのesim入れてみた pic.twitter.com/QjmcLF42WQ
esimとはiPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR 以降に使えるようになった、デジタルSIMのことで、これらのiPhoneであれば通常のSIMとesimの2つを1つのiPhoneで使うことができます。
また、いろんな報告を見るとiPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR 以降のiPhoneでは楽天モバイルのSIMが使えて、それより古いiPhoneでは使えないという報告が多いです。
無料サポーターは楽天回線をテストしてもらうのが目的ですが、テストが終了した時点でSIMの仕様を変えることができるとも思えず、そのまま同じように使える確率が高いのではないかと思います。
実際に以前、ドコモに海外のアップルストアで購入したSIMフリーのiPhoneを持ち込んだ際も同じことをドコモショップの方に言われました。
が、当然のように問題なく利用できました。
また、いろんな報告を見るとiPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR 以降のiPhoneでは楽天モバイルのSIMが使えて、それより古いiPhoneでは使えないという報告が多いです。
無料サポーターは楽天回線をテストしてもらうのが目的ですが、テストが終了した時点でSIMの仕様を変えることができるとも思えず、そのまま同じように使える確率が高いのではないかと思います。
使えると思う理由②:楽天モバイルホームページのQA
そして私が使えると確信したのが、楽天モバイルのこちらのQAページです。
Q:「Rakuten UN-LIMIT」でiPhoneは利用できますか?これって「動作保証対象外なので責任は持てないけど、使えるなら使っていいよ!」という風に私は捉えました(笑)
A:「Rakuten UN-LIMIT」において、iPhone(iOS)は動作保証対象外となりますので、ご利用はお客様自身のご判断でお願いいたします。楽天モバイル(ドコモ回線・au回線)でご利用されていたiPhoneも同様です。
実際に以前、ドコモに海外のアップルストアで購入したSIMフリーのiPhoneを持ち込んだ際も同じことをドコモショップの方に言われました。
が、当然のように問題なく利用できました。
楽天モバイルのオススメの使い方
iPhoneで使える前提で話を進めますが、今回の「Rakuten UN-LIMIT」はあくまでサブとして考えるべきかと思います。
楽天もいきなり有償サービスにするのはリスクがあったので、何かあっても文句の言われにくいであろう無料でサービスを開始するのではないかと思います。
そこで、先ほどちょっと触れたeSIMが重要なポイントになってきます。
2020年3月時点で日本の会社でeSIMを提供しているのはIIJだけとなっています。
そして、楽天モバイルも通常のnanoSIMとeSIMから選択可能になっています。
ちなみに、以前IIJを契約してdocomoのSIMと一緒にeSIM対応のiPhone使ってみましたが、下記の通り2回線分の電波状況が表示されて、1つのiPhoneで両方使えるようになります。
そして、それぞれ通話と通信どちらの回線を使うかをiPhone側で設定できるようになります。
つまり、楽天モバイルのプランではeSIMを選んでおいて、今契約しているSIMはそのままキープしておくのが良いのではないかと思います。
そして、しばらくそのデュアルSIM体制で使ってみて、
- 楽天モバイルがiPhoneで使えること
- 自分の行動の範囲で通信網が十分に使えること
を確認してから、今のSIMを解約する又は現在のプランから、通信量などが少ない安いプランに変更するのが良いのではないかと思います。
ちなみに、現在、正式に楽天回線でeSIMに対応しているのはRakuten Miniのみです。
ちなみに、現在、正式に楽天回線でeSIMに対応しているのはRakuten Miniのみです。
現在、楽天回線でeSIMに対応している製品はRakuten Miniのみとなります。 その他のeSIM対応製品の動作確認は保証しておりませんのでご了承ください。
初期費用は3,300円
一応、無料と言いながら初期費用は契約事務手数料として税込3,300円必要です。
私が申し込んだ時は、Rakuten Linkアプリでアクティベーションすれば、3,000円分ポイントキャッシュバックというキャンペーンをやっていましたが、iPhoneしかなくeSIMにしてしまうと、このキャンペーンへの適用は難しいかもしれません。
「Rakuten UN-LIMIT」はiPhoneで使えるのかまとめ
あくまでここに記載している内容はiPhoneで使えることを保証するものではなく、私個人の見解なので、契約する場合は自己責任でお願いします。
一年間無料で利用できる「Rakuten UN-LIMIT」は非常に魅力的だけどiPhoneで使えないと聞いてやめた方は多いかと思います。
まあ、iPhoneで使えなかったとしても、3,300円の損失で住むのでとりあえず契約してみても良いのかなと個人的には思っています。
が、Rakuten Linkアプリでの国内無料通話は使えないと思われます。
とはいえ、日本は異常にiPhone率が高いので、最初はRakuten Linkアプリが使えなかったとしてもいずれは対応するとは思いますが、今は基局地が脆弱なので、大勢の人に使って欲しくないという楽天側の思惑があるのでiPhoneは動作保証対象外にしているのかも(笑)
私自身はすぐに楽天モバイルを使える環境にないですが、家族用にRakuten UN-LIMITを契約しているので、4/8にサービスインされたら実際に使えたかどうか報告したいと思います。
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