1年間無料&2,980円で通話も通信も使い放題の当時としては異例のRakuten UN LIMITで携帯業界に殴り込みをかけた楽天モバイルが、昨今の値下げ競争を受けて新料金プランを発表しました!
公式発表を元にアップデートしています!
1年間無料が終わる頃に解約しようか迷っていた方も多いかと思いますが、果たしてどれだけ衝撃のプランになるのかまとめました!
継続?それとも解約?楽天モバイルが衝撃新料金プラン(Rakuten UN-LIMIT Ⅵ)を発表しました!
楽天モバイルどうするか気になっていましたが、やはりなかなか衝撃的な内容で出してきましたね!!
楽天モバイルの新料金プラン
楽天モバイルの新料金プランは無料も含むという衝撃的なものでした!
基本的にはワンプランで、従量課金制になります。
上限まで到達すると次の価格レンジに移動します。
データ使用量 | 価格 |
0 - 1GB | 無料 |
1 - 3GB | 980円 |
3~20GB | 1,980円 |
20GB以上 | 2,980円 |
これは、データ通信容量の少ないユーザーにとっても、超ヘビーユーザーは非常に嬉しい料金プランですね!
その他の情報もまとめておきます↓
- 楽天リンクアプリを使えば無料
- 店舗での受付もOK
- SIM発行手数料などの事務手数料
- 海外のローミングも2Gまで無料!
- パートナー回線も5GBまで利用可能!
なかなか攻めてますね!!
ちなみに、、下記の記述がありました。
データ利用量は楽天回線エリア、パートナー回線エリア(国内)、パートナー回線エリア(海外)全てのエリアでカウントされます(データ高速モードがOFFであってもデータ利用量はカウントされます)。
ので、例えば海外だけで上限の2GBを使ったとしても2GBとしてカウントされるので 980円かかることになります。
なぜ楽天はこんな挑戦的な価格設定ができるのか?
楽天モバイルは、楽天経済圏(楽天ID、ポイントなどが各サービスで利用できる)で非常に重要な存在になっていく
こちらの言葉は楽天の三木谷社長のものですが、楽天モバイル単体ではなく、楽天のサービス全体として楽天モバイルを位置付けているということがわかります。
実際に、楽天市場ユーザーが楽天モバイルに加入した場合、1人あたりの月間流通総額が44%も上がっており、楽天モバイル契約者の55.1%が2020年12月に楽天市場で買い物しているなどのデータも挙げられており、楽天グループのサービスに利用促進に大きく貢献していることがわかっています。
なので、楽天モバイルだけの採算性ではなく、楽天のサービス全般で考えているということなんですね!
他社の料金プランとの比較
では、楽天モバイルと他社の比較をしてみます。
同じ20GBまでのプランで比較すると、楽天モバイルの新料金プラン発表前はドコモ、au、ソフトバンクのうち5分以内の通話定額が不要な場合はpovoを展開するauが最安値でした。
通信事業者名 | NTTドコモ | KDDI | Softbank | 楽天モバイル |
サービス名 | ahamo | Povo | Softbank on Line | Rakuten UN-LIMIT Ⅵ |
月額料金 | 2,980円 | 2,480円 | 2,980円 | 1,980円 |
データ容量 | 20GB | 20GB | 20GB | 3〜20GB |
通話料 | 20円/30秒 | 20円/30秒 | 20円/30秒 | Rakuten Linkアプリを使えば無料 |
通話定額(5分以内) | 無料 | 500円/月 | 無料 | Rakuten Linkアプリを使えば無料 |
通話定額(5分以内) | 1,000円/月 | 1,500円/月 | 1,000円/月 | Rakuten Linkアプリを使えば無料 |
その他 | 海外82の国々・地域でも追加料金なしで利用可能 | 24時間使い放題トッピング(200円) | - | 夏頃にメールアドレス付与、店舗での申し込み可能、海外の2GB/月まで利用可能 |
ちなみに日本通信は20GBまでで1,980円のプラン(通話70分/月 含む])をすでに開始していますので、20GBまでの料金でいえば楽天モバイルもそこまで優位性があるわけではありませんが「1GBまで無料」、さらに「1〜3GB」まで980円はインパクトありますよね!
楽天モバイルのデメリット
サービス開始以来Rakuten UNLIMITを使っていますが、楽天モバイルの独自の楽天回線エリアが狭いことが一つ挙げられます。
2021年3月末にはauのローミングを終了する方針であることが発表されているため、4月以降は使えないエリアが出てきます。
楽天モバイルは、4Gのエリアを2021年3月末までに人口カバー率80%超、2021年夏までには人口カバー率96%を目指すとしています。
が、携帯電話の場合は人が住んでいない場所でも移動中などは使うことは多いため、果たして96%が十分と言えるのかは怪しいところです。
そしてもう一つ、決定的に楽天モバイルの弱い部分は、いわゆる"プラチナバンド"と言われる、周波数の低い周波数帯の免許を保有していないことです。
プラチナバンドは障害物の裏に回り込みやすく、遠くに飛びやすいことから、広いエリアを整備するのに有利とされています。
例えば、建物のなかに入ると楽天モバイルがつながりにくく感じることが多いのですが、この部分が起因しています。
解消するためにはプラチナバンドの割り当てを政府に要求して行く必要があります。
今後の戦略は?
個人的には現状の楽天モバイルの回線カバレッジではメインにはなり得ないと思っていますが、最強のサブ回線として使えると考えています。
楽天モバイルはeSIMにも対応しているためiPhone XR以降の比較的新しいiPhoneを所有している方には、サブ回線として保有しておくことをオススメしたいです。
楽天モバイルのサービス開始当初は、公式にはiPhoneで使えると公表していませんでしたが、最近ではRakuten LinkアプリのiPhone版を提供するなど、積極的にiPhoneへの対応も進めています。
やはり日本ではiPhoneユーザーが多いので、ユーザー獲得のためにはiPhone非対応では厳しかったのだと思われます。
楽天モバイルの解約方法
それでも楽天モバイルを解約しようと思った方もいらっしゃるかと思いますが、楽天モバイルはWeb上で簡単に解約できます。
実際に解約してみたので下記の記事をご参照ください。
楽天モバイルの新料金プランまとめ
楽天モバイルは後発のため、生き残るためには差別化を図る必要がありますがプラチナバンドが利用できないビハインドが現状あり、価格面で勝負するしかない状況で、しっかりと勝負してきました。
データ通信をあまり使わないスマホ依存度が少ない層にとっては最強の料金プランになりそうですが、やはりヘビーユーザーにとっては使えないエリアがありストレスを感じることも多いかと思うので、サブ回線として楽天モバイルを継続しておくのが良さそうです。
新料金プランの「Rakuten UN-LIMIT Ⅵ」を発表し、申し込みが殺到している楽天モバイルの1年間無料のキャンペーン適用のためには急いだ方が良さそうですね!
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