ステイホームでカフェに行くのも難しい状況が続いているため、自宅で美味しいカフェラテを飲むために、エスプレッソマシンの購入を考えている方も多いのではないでしょうか?
我が家も購入を考えていますが、どれがいいのか色々悩んでいるので同じく悩んでいる方のためにポイントをまとめてみました。
目指せおうちカフェ!!エスプレッソマシンの選び方を迷っている人のためにポイントをまとめてみました!
我が家は、コーヒーを1日5、6杯飲むほどコーヒー好きです!エスプレッソ選びで何を優先するか難しいですよね。。色々悩んでいるのでポイントをまとめてみました!
エスプレッソマシンとは?
エスプレッソマシンとは、エスプレッソ用に細かく挽いたコーヒー豆を、高いポンプ圧をかけて抽出するイタリア発祥のマシンのことです。
家庭用と業務用がありますが、今回は家庭用にフォーカスして紹介します。
家庭用でも、
- 全て自動で行ってくれる「全自動タイプ」
- 一部工程を手動で行う「セミオートマティックタイプ」
- 完全手動の「マニュアルタイプ」
の3種類があります。
今回は「全自動タイプ」と「セミオートマティックタイプ」に絞って検討します!
目的は、エスプレッソだけではなく、美味しいカプチーノ・カフェラテを自宅で作ることとします!
エスプレッソマシンの作業工程
エスプレッソマシンでは、下記の工程を全自動または一部を手動で行うことになります。
- コーヒー豆を挽く
- ダンピングする
- 圧力をかけて抽出する
- フォームミルクの生成及び投入(自動 or 手動)
エスプレッソの場合は3.までですが、カプチーノやカフェラテを作る場合は4.の工程まで実施することになります。
全自動タイプは文字通りこれらの工程を全て自動で行ってくれますが、セミオートマティックタイプは、これらの工程の一部を手動で行うことになります。
どの工程を手動で行うかはそれぞれの機種によります。
もちろん全自動が一番楽ですが、その分価格も高くなります。
一方で手動には好みに応じて微調整できる良さがあります。
やっぱりデロンギが大本命!
いくつかエスプレッソマシンをみてみましたが選択肢も多く、日本にも正規販売ルートのあるイタリアのデロンギ社のエスプレッソマシンが初心者には良さそうに思いました。
そんなデロンギですが、かなり幅広いラインナップがあります。
そんな中から、初心者向けに良さそうなモデルを10万円以下で3機種ピックアップしてみました!
- デロンギ マグニフィカS カプチーノ スマート 全自動コーヒーマシン(ECAM23260SBN)
- デロンギ マグニフィカS 全自動コーヒーマシン(ECAM23120BN/WN)
- デロンギ エスプレッソ・カプチーノ オートマティック カプチーノ(EC860M)
上二つは全自動コーヒーマシンとありますが、2番目の方はミルクのスチーム・投入部分が手動になります。
そして、3番目の機種は豆を挽いて、ダンピング、抽出するところまでは手動でその後は自動です。
全自動かセミオートマティックか
先ほど挙げた3機種の機能と価格を下記の表に簡単にまとめました。
デロンギ マグニフィカS カプチーノ スマート 全自動コーヒーマシン (ECAM23260SBN) | デロンギ マグニフィカS 全 自動コーヒーマシン (ECAM23120BN/WN) | デロンギ エスプレッソ・カプチーノ オートマティック カプチーノ (EC860M) | |
豆を挽く | ◯ | ◯ | × |
抽出する | ◯ | ◯ | △ |
ミルクコンテナ (ミルクの自動供給) | ◯ *ラテクレマシステム搭載 | × | ◯ |
ミルクフロッサー (ミルク泡だて器) | ー | ◯ | ◯ |
価格 | 9.5万円前後 | 6.5万円前後 | 3.8万円前後 |
○:自動、×:手動 、△:一部手動、ー:機能なし
ざっくり、それぞれ3万円の価格差があります。
なので「ECAM23260SBN」と「EC860M」では6万円ほどの価格差があります。
ちょっと悩ましいのが、この中で一番高価な「デロンギ マグニフィカS カプチーノ スマート 全自動コーヒーマシン(ECAM23260SBN)」は、デロンギの独自技術である「ラテクレマシステム」とい自動でふわふわのミルクを生成して、ラテを作ってくれる機能がありながら、手動でミルクを泡だてるミルクフロッサー機能がありません。
自分でミルクを泡だてたりできずに、完全にオート任せしかないことになります。(お湯の給湯機能は付いています。)
一方で、一番最安の「デロンギ エスプレッソ・カプチーノ オートマティック カプチーノ(EC860M)」は、豆は自動で挽けませんが、ミルクの自動供給とミルクフロッサー機能の両方を搭載しています。
この3機種で迷うポイントは「全自動」「豆挽き・抽出が手動」「ミルクのみ手動」になります。
豆挽き/ダンピング/抽出は手動か自動か?
まず悩みどころの1点目は、豆挽きやダンピング、抽出を自動にするかどうかです。
味に徹底的にこだわるのであればこの点は手動の方が良さそうです。
というのも豆の細かさや、ダンピングでの圧力のかけ方などで、エスプレッソの味は大きく変わります。
そのため、自分で色々試してみたい場合は、手動がいいと思います。
バリスタっぽい雰囲気を味わいたい人もここは手動がいいでしょう!
一方で、この工程を手動でやっているYouTubeの動画を色々みてみましたが、とにかくコーヒーの粉がこぼれてます(笑)
また、この工程を手動でやると結構時間がかかるのと、豆から挽きたい場合はエスプレッソマシンに最適な極細挽きに対応したコーヒーミルが必要です。
なので、気軽にエスプレッソやカプチーノを飲みたいと思っている人にとってはこの工程は自動じゃないとそのうち、エスプレッソマシンを使わなくなるという自体になりそうな予感がします。
なので、「凝りたい人は手動」、「面倒くさがり屋さんは自動」でしょうか。
おそらく、セミオートマティックのエスプレッソマシンで一番面倒なのは豆を挽いて、ダンピングして、抽出して、溢れたコーヒーの粉を掃除するところではないでしょうか(笑)
ただ、そこにエスプレッソづくりの醍醐味もあるような気がします。
ミルクの供給は自動か手動か?
次のポイントはミルクの供給は自動か手動かです。
カプチーノやカフェラテを飲まないという方は、この部分は考慮不要で、手動でいいと思います。
一方で、カプチーノやカフェラテをメインに考えている場合は、こちらも自動タイプが望ましいです。
さらに、今回紹介している中での最上位機種のECAM23260SBNは、デロンギの独自技術である「ラテクレマシステム」を搭載しているのもカプチーノ・ラテを中心の人にとっては外せないポイントになります。
といったところで、それぞれの機種がどんな人に向いているか考察していきます。
デロンギ マグニフィカS カプチーノ スマート 全自動コーヒーマシン(ECAM23260SBN)が向いているのはこんな人!
- とにかく手軽に美味しいカプチーノを楽しみたい
- 朝は時間がないけど美味しいカプチーノを飲みたい
- 予算に比較的余裕がある
- そこまでこだわらない人
- バリスタにそこまで憧れがない人
- 面倒くさがり屋さん
値段も高い分満足度も高く、長く使うためには全自動が良さそうだなーと思ってますが、やっぱり価格は高めですねw
良い点:
- 全自動でカプチーノが自動で作れる
- ラテクレマシステム搭載
気になる点:
- 抽出温度設定ができない点
- 抽出量の細かい設定ができない
- ミルクの細かさ調整ができない点
- カプチーノのみ(ラテは自動では作れない)
デロンギ マグニフィカS 全自動コーヒーマシン(ECAM23120BN/WN)が向いているのはこんな人!
- 手軽に美味しいエスプレッソを楽しみたい
- カプチーノやカフェラテはたまにしか飲まない
カプチーノやカフェラテをメインに考えている場合、こちらは選択肢から外れるかもしれませんが、手動でミルクフォームを作ればいいだけなので、価格差を考慮して、こちらの機種にするのもありですね!
良い点:
- 全自動でエスプレッソやコーヒーが作れる
- 抽出温度や抽出量の調整ができる
気になる点:
- ミルクを自動生成できない
付属のスチームでフォームミルクを作れますが、手入れ等がめんどくさそうなのが気になる点です。
デロンギ エスプレッソ・カプチーノ オートマティック カプチーノ(EC860M)
- バリスタに憧れがある人
- こだわりがある人
- 美味しいもののためには手間暇を惜しまない人
- エスプレッソだけじゃなく、カプチーノやカフェラテを飲みたい人
とにかく、こだわりがある方はこちらの機種が最適ですね!
見た目も「The エスプレッソマシン」という感じがしていいですね!
豆を挽いて、ダンピングして、圧力を掛ける、これらの手順を手動でやって、自宅でもバリスタ気分を味わいたい場合はこちらの機種が最適です。
こちらの機種はエスプレッソ・カプチーノメーカーとしてはデロンギの中でも最上位機種になっているので間違い無いとおもいます。
価格も比較的良心的なので、気軽にはじめやすそうです。
良い点:
- 価格が安い
- セミオートのエスプレッソマシンとしては最上位機種
- カプチーノも自動で作ることができる
気になる点:
- 豆を挽いたり、ダンピングしたり、セットしたりと若干手間がかかる
こちらは、面倒くさがり屋さんは続かなくなる可能性があるので要注意です。
カフェポッドという選択肢
と、ここまでは豆から挽くことを前提に書いてきましたがEC860Mはカフェポッドにも対応しています。
カフェポッドとは、深煎りのコーヒー豆を極細挽きにし、1 杯分ずつプレスパックしたものです。
カフェポッドを使えば、豆を挽いたり、セットしたり、ダンピングする手間が一気になくなるので、ほぼ全自動と変わらないほど楽になり、手入れも楽チンです。
ラテ・カプチーノ用にミルクフォーマーを別途購入するのもあり?
今回、色々検討する中で店頭で説明を聞いたりレビューを読み漁りました。
その中で、やはり全自動機種であっても、フォームミルクを作る部分のメンテナンス(清掃)が大変そうということがわかってきました。
また、スチーム機能がついていても面倒だから使わなくなったというレビューも多かったです。
先日、店頭でネスプレッソの販売員の方が一生懸命実演してくれた中でエアロチーノという、フォームミルクやミルクの温めを自動でやってくれる機器の存在を知りました。
これがあれば、ミルクをポッドに注いでボタンを押すだけで簡単にフォームミルクが作れます。さらには、コールド用のフォームミルクが作れたり、ラテ用に温めるだけもできます。
そして、何より手入れが簡単です。
このミルクフォーマーと、エスプレッソ専用のマシンの組み合わせはすごく使い勝手がいいのではないか?と思い始めました。
いわゆるテレビデオより、TVとビデオは別々がいいのでは?という発想です。(ちょっと、古いですかね・・・)
ミルクフォーマーは、ネスプレッソのエアロチーノシリーズとそれ以外の選択肢はあまりなさそうですが1万円前後で購入できます。
例えば、全自動でもミルクはスチーム機能だけついている機種をチョイスしてスチーム機能に不満があれば、ミルクフォーマーを追加で購入するというのもいいかもしれません。
ミルクフォーマーと併用するとすると、ミルクタンクは一旦忘れて、コーヒーマシンとして多彩なモデルがいいのかなと思うので比較的新しい機種の「ディナミカ(ECAM35035W)」も候補に上がってきます!(が、今在庫が少ないみたいです・・・)
こちらの場合は、2020年末の販売価格の情報から7万円前後が適正価格かなーと思います。
エスプレッソマシンのコスパを考える
カフェポッドは1個あたり40円〜80円くらいするのでコスパは悪くなってしまいます。
同じく、ネスプレッソなどカプセル型の場合、一杯あたりのコストは80円から100円くらいになり、ランニングコストの点では問題外です。
一方で、豆をマシンに投入すればコーヒーを自動で作ってくれるエスプレッソマシンの場合、1杯に必要なコーヒー豆は8gくらいです。
使用するコーヒー豆の値段にもよりますが1杯分の価格は10円程度になります。
単純に初期導入コストが6万円の価格差で1杯の差が30円と仮定した場合、2000杯分でコストが逆転することになります。
1日2杯とすれば1000日、1日4杯とすれば500日で逆転という計算になります。(結構飲まないと元取れないですね(笑))
例えば時間があるときは豆から挽いて、時間がないときはカフェポッドを使うという使い分けができればEC860Mは有力な候補になりそうです。
一方で、カプセル型の場合は、1杯あたりのコストを80円とすれば、1杯あたりの差は70円になるのでコスパがいいとは言えないです。
エスプレッソマシンの奥行きにも注意!
今回、色々調べていて気づきましたがエスプレッソマシンって結構な奥行きがあります。。
ECAM23120BNとECAM23120BN/WNは奥行きが43cmあり、さらに5cm壁から離す必要があります。
43cmというと我が家にある棚には収まり切らなさそうだったので、設置場所に難儀しそうなことがわかりました。
横幅は比較的スリムだったとしても奥行きが、問題になりそうなケースは多そうだなと感じました。
一方で、EC860Mは同じく壁から5cm話す必要はありますが、奥行きが32cmと10cm以上も短いので設置は比較的しやすそうです。その代わりに横幅はちょっと広めです。
横幅か奥行きかも悩ましいポイントです・・・
機能も重要ですが設置場所も考慮しないと購入してから置く場所に困る可能性があります。
エスプレッソマシン選びのポイントまとめ
エスプレッソマシンについてはド素人なのでどこまで、今回の情報がお役にたつかわかりませんが、ある程度悩むと、誰しもがたどり着きそうなポイントに絞って紹介しました。
我が家も最初は価格面もあり「デロンギ エスプレッソ・カプチーノ オートマティック カプチーノ(EC860M)」にしようかと思っていましたが、朝のバタバタしている状況で、優雅に豆を挽いたり、ダンピングしたりする時間がなさそうなことを考えると気持ちは全自動の「デロンギ マグニフィカS カプチーノ スマート 全自動コーヒーマシン(ECAM23260SBN)」に向いています。
が、カプチーノしか作れないという点と抽出温度や抽出量などの微調整ができない点でECAM23260SBNも決め手を欠いています。
となると、ミルクフォーマーとエスプレッソマシンの組み合わせというのも現実的な選択肢になってきていて、比較的新しいディナミカだと、細かい設定ができ、抽出できるコーヒーの種類も豊富なので本命になりつつあります。
そして、この記事を書いたり色々している間にデロンギのエスプレッソマシンがStayHomeの影響で需要が高まっているのか、どんどん在庫がなくなっていっています(笑)
この記事で紹介した以外の機種も色々みてみましたが、年末から年始にかけて高騰してきているようなので在庫が落ち着くまでは、しばらく様子見がいいかもしれませんね。
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