ロジクールのハイエンドマウス「MX Master 3」と「MX Anywhere 3」の両方を購入したのでレビューします。
最近はマウスといえばロジクールを購入することが多いです。
他のメーカーのマウスも使ってみましたが、ロジクールの操作性や安定感には勝てず、結局ロジクールマウスを購入してしまいます。
今回はそんなロジクールマウスの中でも最高峰のハイエンドマウス「MX Master 3」と同じくMXシリーズのコンパクトかつ高性能な「MX Anywhere 3」の両方が手元にあるので比較したいと思います。
logicoolの高性能マウス「MX Master 3」と「MX anywhere 3」を徹底比較します!
ロジクールのフラグシップモデルの、MX Master 3とMX Anywhere 3のどちらを購入しようか迷っている方も多いかと思いますので、スペック面というよりも実際の使い心地を中心に比較したいと思います!
MX Master 3(MX2200sMG/MX2200sSG)
ロジクールMX Master 3マウスは、MagSpeed電磁気スクロール、ジェスチャーボタン、アプリ固有のカスタマイズ、Darkfield™トラッキング、4000DPI、素早いデバイス切り換えなどを特徴としています。
ユーザにとっては、1番気になるのはそのエルゴノミクスデザインのフォルムですが、人間工学に基づいたデザインで手首が疲れにくく設計されています。
本体サイズ
高さ: 124.9mm
幅: 84.3mm
奥行き: 51 mm
重量: 141 g
センサーテクノロジー
Darkfield™️
公称値: 1000dpi
DPI(最小値と最大値): 200dpi~4000dpi(50dpi刻みで設定可能)
ボタン 7個のボタン: 左/右クリック、戻る/進む、アプリの切り替え、ホイールモードシフト、ミドルクリック
スクロールホイール: あり(自動切り替え機能付き)
サムホイール: あり ジェスチャ ボタン: あり
ワイヤレス動作距離: 10m 11ワイヤレス通信可能範囲は、使用環境およびパソコンのセットアップによって異なることがあります。
ボタン
7個のボタン: 左/右クリック、戻る/進む、アプリの切り替え、ホイールモードシフト、ミドルクリック
スクロールホイール: あり(自動切り替え機能付き)
サムホイール: あり ジ
ェスチャ ボタン: あり
電池
充電式Li-Poバッテリー(500mAh) 1分間の急速充電で3時間使用可能。 12電池寿命は使用状況により異なる場合があります。
オプション
ソフトウェア: Logicool OptionsおよびLogicool Flow
MX Anywhere 3 (MX1700/MX1700M)
MX Anywhere 3は、最高の多用途性と優れたパフォーマンスを備えるマウスで、このコンパクトマウスはモバイルワーク用に設計されています。
MX Anywhereは、最高のモバイル用マウスです。
このMX Anywhere 3もMX Master 3同様に、Mac用にカスタマイズされたモデルがありますが、購入したのは通常モデルなので、USBレシーバーがついていました。
MX Master 3と比べると、普通のマウスに近いですが、全体的にクオリティの高い質感です。
本体サイズ
高さ: 34.4mm
幅: 65mm
奥行き: 100.5mm
重量: 99g
センサーテクノロジー
センサーテクノロジー: Darkfield™️
公称値: 1000dpi
DPI(最小値と最大値): 200~4000dpi(50dpiの増分で設定可能)
ボタン
ボタン: 6 個のボタン(左/右クリック、戻る/進む、ホイール モードシフト、ミドルクリック)
スクロールホイール: あり(自動切り替え機能付き)
水平スクロール: あり(サイドボタンを押しながら、ホイールを回す)
電池
電池: 充電式Li-Poバッテリー(500mAh)
電池寿命: 1回のフル充電で最大70日使用可能。1分間の急速充電で3時間使用可能
オプション
ソフトウェア: Logicool OptionsおよびLogicool Flow
For Macか通常モデルか?
ちなみに、MX Anywhere 3もMX Master 3もFor Macという、Mac用にカスタマイズされたラインナップが用意されていますが、今回購入したのは通常モデルです。
1番わかりやすい違いとしては、通常モデルには「Unifyingレシーバー」というUSBの受信機が付属していますが、For Macには付属していません。
Unifyingレシーバーは、USB-Aタイプです。
Macで使う場合は、Bluetooth接続で使いますが、以前WindowsでBluetoothマウスを使った際に、ブツブツ切れることがあって、あまり良い印象がないため、Windows機で使う場合は、Unifyingレシーバーで接続したかったので通常モデルにしました。
For Macのモデルでも、別でUnifyingレシーバーを購入すれば、接続することができますが、同じ値段なのに、Unifyingレシーバーが付属していないということで、通常モデルの方がお得に感じます(笑)
ちなみに、Mac版と通常版の違いですが、、Mac版から見ると・・・
- Bluetooth接続がMac用にカスタマイズされている
- 付属の充電ケーブルがUSB-C to USB-C
Windows版から見ると・・・
- Unifyingレシーバーが付属
- カラーラインナップが豊富
といった違いがあります。
充電ケーブルは、このクラスのマウスを購入されるガジェット好きであれば、ある程度いろんなケーブルを持っている気がするので、Bluetooth接続の部分が最適化されているという点が気になりますが、通常版をMacでも使っていますが全く問題ありません。
というところで、Unifyingレシーバーが付属していて、カラーラインナップが豊富な通常版の方がいいと思い、通常版を購入しました。
「MX Master 3」と「MX anywhere 3」の比較
スペック比較
まずはスペック比較表を紹介します。
MX MASTER 3 | MX ANYWHERE 3 | |
価格 | ¥14,850 | ¥10,780 |
スクロール | C + Smartshift | MagSpeed + Smartshift |
サムホイール | あり | なし |
FLOWコントロール | 最大3 | 最大3 |
4000DPIセンサーによるどこでもトラッキング | あり | あり |
電源 | USB-C - A / 70日 | USB-C - A / 70日 |
サイズ | フルサイズ | 小型 |
接続性 | Bluetooth & USB Unifying | Bluetooth & USB Unifying |
互換性 | Windows、Linux、macOS | Windows、Linux、macOS、iPadOS、ChromeOS |
カラーオプション | グラファイト / ミッドグレー | ペイルグレー / ローズ / グラファイト |
機能的な部分で大きな違いは「サムホイール」の有無です。
互換性の部分では、MX AnywhereがiPad OSやChromeOSにも対応していますが、MX MasterをiPhoneに接続しても使うことができました。(といっても、iPhoneにマウスを繋いでも、スクロールができたり、右クリックが使える程度ですが・・・)
発売日は、MX Master 3が2019年9月に対して、MX Anywhereは2020年10月と一年新しくなっています。この点も、公式でサポートしているOSの違いに出ているのかもしれません。
機能面では、サムホイールがついていたり、ボタン数が一つ多いMX Master 3の方が高機能ですが、MX Anywhereも負けず劣らずのスペックです。
ちなみに、使い始めてからすぐに気づきませんでしたがMX Master 3の7個目のボタンは、この部分でした。。
下の薄く線の入っている部分がボタン |
今回は機能面というよりは使い勝手の部分でユーザが気になる部分を比較してきます。
サイズ・手のフィット感
MX Anywhere 3は女性の手にはフィットしますが、男性の手には少し小さく感じるようです。
一方、MX Master 3の方は、男性の手にはジャストフィットですが、女性にはやはりちょっと大きく感じますが、使いにくいというほどではないです。
ということで、男性ならMX Master 3で、女性ならMX Anywehreがフィット感が高いです。
最初使った時は、MX Master 3は、大きいなーという印象でしたが、使っているうちに、手にフィットして非常に使いやすく感じました。
また疲れやすさという意味では、MX Anywhere 3は、手首を支点として操作することになるため、手首へ負担がかかるイメージです。
一方のMX Master3の場合は、持ち方次第ではありますが、手首ではなく、腕が支点となるため、手首への負担が少なくなる印象があります。
両者を比較すると大きさはこれだけ違います↓
ボタン数・サムホイールの有無の違い
ボタン数は、MX Master 3が7個に対してMX Anywhere 3は6個ですが、普通に使う分には、それほど大きな違いにはなら無さそうです。
MX Anywhere 3の6個のボタンでも十分です。
一方で、サムホイールの有無は使い方によって、大きな違いになりそうです。
とはいえ、MX Anywhere 3もサイドボタンを押してホイールを回すことで、横スクロールが実現できます。
というところで、機能面的にはサムホイールの必要性がどこまであるかによって変わってきそうです。
クリック音
MX Anywhere 3を購入するときに、クリック音が大きいというレビューが多く、購入時に迷いました。
クリック音は確かに大きいですが、個人的にはそれほど気にする必要もなく、よっぽど静かな場所での作業で、少しでも音を出すことで周りに迷惑をかけるような環境でなければ気にする必要がないと感じました。
また、MX Master 3とMX Anywhere 3のクリック音を比較すると、MX Anywhere 3の方がくっきりとした音で、若干大きく聞こえるのは確かですが、音が気になる場合は、両方とも気になるとも思います。
音の部分は、私はそれほど気になりませんでしたが、静音マウスではないため、気になる方は気になるのかもしれません。
スクロール(MagSpeed™電磁気スクロール)
MX Master 3もMX Anywhere 3もMagSpeed 電磁気スクロールが採用されています。
ただ、この部分で結構大きな違いを感じました。
私が使う時は、フリースクロールモードではなく、スクロールするとカチッと反応するモードで使用しますが、MX Anywhere 3の方がスクロールの面ではスムーズに感じます。(逆にいうと、MX Master3の方のスクロールがスムーズではないと感じる場面も・・・)
その辺りは、一年間発売が新しいだけに改良されている部分があるのでは?と感じました。
ただ、BootCampのMacで使うと、MX Master3のスクロールがスムーズではないと感じることはありましたが、Windows側で使うと違いはそれほど感じませんでした。
また、高速スクロールして自動でフリースクロールモードになった場合に止まる時、MX Master3の方は、カチッと大きめの音が鳴るのに対してMX Anywhere 3の方は静かに止まります。
というところで、全体的にスクロールはMX Anywhere 3の方が使い勝手が良いです。
携帯性
これはいうまでもなく、MX Anywhere 3の圧勝です。
MX Master 3は非常に大きく、持ち運ぶには適していません。
また、外出はしないけど、社内で頻繁に会議があって、マウスを持ち運ぶ機会が多い場合も、MX Anywhereの方が気軽にポケットに入れられたりして、携帯性は良いです。
見た目
これは完全に個人的な趣味になりますが、MX Anywhere 3のペイルグレーの色合いがお気に入りです。
白系のアクセサリが多いMacにもフィットしやすいデザインです。
MX Master 3も同じ色があればいいなと思いましたが、こちらはミッドグレーになります。
色に関しては、使い込んで行ったときにどれくらい汚れが目立ってくるのかも気になるところです。
ちなみにMX Anywhere 3の方は先日購入したマイクロソフトのデザイナーキーボードとも色合いがバッチリでした。(セットじゃないの?というくらいのマッチ加減でした。)
ホイールの素材について(MX Master 2sとの違い)
あと、MX Master 3を購入するときにMX Master 2sの並行輸入モデルが安く販売されていて、そちらも気になりました。
ただ、最終的にホイール部分の素材がMX Master 2sは真ん中部分にゴム製の素材が一部使われているのに対して、MX Master 3は金属製です。
以前、MX Revolutionというマウスを使っていて、ホイールのゴム部分がボロボロになってきた経験があったので、長期間使うことを想定してMX Master 3をチョイスしました。
両製品とも優秀だが問題は価格・・・
両方の製品とも、非常に素晴らしいマウスではありますが、マウスとしては高価格な価格設定となっています。
なので、少しでも安く購入したいところですが、なかなか安くはなかったです。
私はMX Master 3はAmazon アウトレットで購入しました。
通常の価格が13,500円に対して、11,000円ほどで購入できたので、お得に購入できたと思っています。
Amazonアウトレットでは返品があった品物で、箱が潰れていたり、少しだけ使用した製品が含まれています。
今回購入したMX Master 3は、底面に少しだけ傷があると書いていましたが、全く気づかないレベルでした。
また、新品と同様に2年保証してくれるのも嬉しいポイントです。
以前、Amazonアウトレットについてまとめています。
「MX Master 3」と「MX Anywhere 3」を徹底比較まとめ
今回は「MX Master 3」と「MX Anywhere 3」を比較しました。
手の疲れやすさという部分では、MX Master 3の方が女性にも男性にも使い勝手が良さそうです。
MX Anywhere 3の方は、男性の手には少し小さく感じるかもしれません。
ただ、携帯性という部分ではMX Anywhere 3の圧勝です。
あと、気になった点としてはスクロールがMX Anywhere3の方がスムーズに感じたので、この部分はMX Master3を今後使い込んでいって気になるかどうか確認したいと思っています。
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